バイエルン・ミュンヘンのグッズ展開


4月末に欧州チャンピオンズリーグ準決勝1st leg、バイエルン・ミュンヘンvsレアル・マドリーを現地で観てきましたので、バイエルン・ミュンヘンのグッズ展開についてレポートします。

チャンピオンズリーグでは惜しくもレアル・マドリーに破れましたが、国内では圧倒的な強さでブンデスリーガ6連覇を達成したグローバルクラブの1つ、バイエルン・ミュンヘン。ミュンヘン市内中心部とホームスタジアムのアリアンツ・アレーナに大きなショップを構えています。

市内ショップもコンビニ3階建て分くらいの広さはあり、メガストアもユニクロくらいはあります。

入口に入るとまず目立つのは、6連覇を祝う「SIXPACK」シリーズと、シーズン終盤のためユニフォームのディスカウント。このあたりがきっとメイン商品で、展開規模以外はJクラブとの差はあまり感じません。

正直、SIXPACKシャツは積極的に身につけようとはならないですね…笑

■「日常使い」できるグッズ
バイエルン・ミュンヘンのグッズショップには、ライトなファンが身につけていてもおかしくないような、日常に溶け込むことを目的としたグッズはあまり多くない印象を受けました。ほとんどのグッズはクラブカラーやエンブレムが前面に出ており、一見してグッズだと分かるようなものです。

あえて探すと、男性モノのネクタイとジャケットが日常使いできそうかなと感じました。
ネクタイは欧州ビッグクラブの多くに同じフォーマットの商品がありますが、世のネクタイと同じく落ち着いたデザインで、ロゴも目立たない配置になっています。

ジャケットはクラブ色がまったく見当たらず、ファスナーを見るとようやく「FC BAYERN」と書かれています。

選手単体のTシャツもあるのですが、どう見ても非日常用の、汎用性が低いTシャツしか置いていない…!僕はイカれた感じのトーマス・ミュラーTシャツを発見し思わず購入しました。寝るときに無理やり使う感じですかね。

オンラインストアを見ると、それなりに日常使いを意識したデザインの商品もあるように思いますが、リアル店舗にはどちらも並べられていませんでした。
(オンラインストア Tシャツhttps://fcbayern.com/shop/en/clothes/t-shirts/)

売場面積の限られているリアル店舗では、オンラインストアのようにすべての商品を展開するわけにはいきません。そのため商品を厳選するわけですが、現地のスタジアムもしくは市内ショップまで訪れるような人はコアファン層であり、エンブレムが大きく出ている商品群を求めていると認識されているように思います。

個人的にはもう少し抑えめのほうがお土産用を含めて食指が動くのになあと感じました。

■「ロゴのシンプル化」
バイエルン・ミュンヘンのエンブレムをそのまま大きく使用する商品が多いなかで、白味とグレーで表現された無彩色のエンブレムを採用した商品がありました。昔から無彩色エンブレムの展開はありますが、これは使いやすくカッコ良いと思います。

無彩色エンブレムはショーケースに収められたアクセサリ類などの銀製品にも適用されています。そんなに多く出る商品ではないと思いますが、その他の商品にも高級感を醸すようなブランディングも担っているように思います。

■「スポーツ性」
先に見たスポーツ用ジャージ・ランニングシャツは当然ですが、その他の商品にはあまり健康的なライフスタイルを想起させるような「スポーツ性」は感じられません。

ベビー服に関しては着せやすく、サッカー好きっぽさがアピールできるようにはなっていましたが、サッカーボールとエンブレム、というだいぶ直線的なアピールになりますね。


■過渡期にあるバイエルン・ミュンヘンのグッズ


国内では押しも押されぬトップクラブでありながら、欧州・世界を制覇するにはなかなか至らない。

バイエルン・ミュンヘンは数年前から、内部にあった社是「MIA SAN MIA」(ミア・ザン・ミア、ドイツ語の方言で、英訳すると"We are who we are."で、「俺たちは俺たちだ」みたいな感じ?)を公開したり、今年はスポーツクラブとしては珍しいハッカソンを開催したりと、外部とのコミュニケーションを活発にしながら自身のアイデンティティを再発見・強化しようとしています。
(ハッカソンHP https://hackdays.fcbayern.com/)

↑にもMIA SAN MIAと書かれたタオルマフラーがいくつかありますね。これもエンブレムやロゴのようなアイデンティティ強化の役目を立派に果たしており、またクラブとしてもアイデンティティを表現するようなものへ「育てている」キーワードであると感じられます。

このような長期的な取り組みが、グッズにも今後徐々に反映されていくものと思います。



※1 オンラインストアも参考にしますが、全てではないです!オンラインストアはいずれまとめたいと思っています。

※2 バイエルンが巨大ハッカソンを初開催 日本から1人で参加、大学生が受けた衝撃
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201802220006-spnavi

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熊本拓真

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