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お父さんが死んだのは何歳だっけ?

本日5月の通院同行1回目。
厚さ20センチほどの新聞束を車椅子にくくりつけてくる。
(わたしが古新聞くれと言ったら持ってくる、母の愛ということで)
4月は通院同行がスキップしたため、
買い物してほしいもの、見てほしいものなどメモもぎっしり。
ベストセラーに〇をつけてある新聞。
東京裁判ナンチャラという5000円を超える難しそうな本もあった。
ホントに読むのこれと聞くと、自分は戦争中に生まれたが何も知らない。
死なないうちに勉強しておかないとと焦っている、と答える。
思うようにしてほしいので、基本リクエストはなんでも購入しているが
あの老人ホームの居室はいったいどういう状態になっているのだろうな…。
(コロナで入れない)

おばあちゃんになったのう
かつては太っちょさんでパンパンであったのである
わすれないようにメモ

そしてメモには「哲夫さんが亡くなった年齢を聞く」とあり
おとうさんいくつで亡くなったんだっけと。

手のひらは冷たく、貧血は治らず
鼻血が毎日出るという。
話題はもっぱら老人ホームの人物観察。
ほんのすこしだけ、世間のニュースに触れて気の毒だねえと。

生きることにいつだって精一杯なのだよ。

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