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空を飛ぶ電車の謎を追え!〜千葉市・千葉モノレール〜

今回は、千葉市に空を飛ぶ電車があると聞いて調査してきました。その場所は京葉線千葉みなと駅を右に出てすぐということなのですが・・・

これがどうやらその電車のようです。

駅から2両編成の電車が発車していきました。するとすぐに反対側からも電車が来たようです。

電車を下から見るというのはめったにないので新鮮な感じです。

この空を飛ぶ電車の正体は千葉モノレール、正式名称を千葉都市モノレールといい、サフェージュ式懸垂型モノレールという上から吊り下げる方式のモノレールです。1号線千葉みなと〜県庁前の3.2kmと、2号線千葉〜千城台12.0kmの合計15.2kmからなり、懸垂型のモノレールとしては世界最長ということで、ギネスワールドレコーズに登録されています。

これが千葉モノレールの路線図です。千葉みなと〜千葉までは1号線、2号線の両方の電車が走り、千葉から分岐します。

では、問題です。
千葉モノレール以外に、日本で同じタイプの懸垂型モノレールがもう1路線あるのですが、それは次のどれでしょう?
1.東京モノレール
2.湘南モノレール
3.多摩モノレール
正解は、2.湘南モノレールでした。湘南モノレールは神奈川県鎌倉市の大船駅から藤沢市の湘南江の島駅を結ぶ路線で、懸垂型モノレールでありながら急勾配やトンネルがあり、千葉モノレールとはまた違った乗車体験ができる路線です。東京モノレールや多摩モノレールは、跨座式(こざしき)という軌道をまたいで走る形のモノレールです。

話がそれました。千葉モノレールの話に戻ります。千葉みなと駅からモノレールが発車しますが、行き先に合わせて2つのホームを使い分けます。そのため駅手前にはポイントが存在します。

モノレールのポイントです。特殊な乗り物のポイントって不思議です。

分岐の部分にある白い板が左右に動くことで、進行方向を切り替える仕組みになっているようです。分岐が動く様子と、分岐を渡るモノレールの様子を動画でどうぞ。

下にいてもポイントが動く音までしっかり聞こえてくるので、不思議な感じです。
ところで、高いところで走っていて安全面はどうなの?と思う人もいるかもしれませんが、ご安心ください。安全対策はしっかり行われております。なお、安全対策の一つである落下防止ワイヤは、こんな形で売られています。

合格祈願の落ちないお守りです。

ではモノレールに乗ってみることにしましょう。こちらがモノレールの運賃表です。

モノレール運賃表。ICカードも対応しています。

最長区間は片道520円ですが、土休日一日乗り放題の一日乗車券が630円ですので、状況によって使い分けましょう。
では電車に乗ることにしましょう。千葉モノレールには2種類の車両があり、開業当初からの形式である1000形と、新しい0形がありますが、おすすめは0形です。0形は、URBAN FLYER(アーバンフライヤー)という愛称を持ち、眺望に配慮されたデザインが特徴です。

こちらが0形車両です。フロントがほとんど窓です。
前方の展望がたっぷり楽しめます。
この車両の特徴が床下にある窓です。なんと下の様子が車内から見えちゃいます。

なんと前だけでなく下まで見えちゃいます。その様子は動画でどうぞ。

いかがでしたでしょうか。不思議な感覚の空を走るモノレール、千葉モノレールのご紹介でした。平日昼間や土休日は、オトクな乗車券もありますので、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

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