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開き直りは大事

ついこの間まで私は泣いたり考えすぎて頭痛がしたり、在宅での仕事もままならず休みをもらったり気が病んでいたのだが、今はちょっと回復した様に思う。

なぜ回復したかっていうと、開き直ったから。

オランダ語をしゃべりたくないのはオランダに私だけではないし、この街でオランダ語が聞こえてこないといえど、外国人は絶対私一人なわけがないし、オランダ語を話さないと嫌がられるっていうのは私の単なる思い込みだし、伝えようとすればそれはオランダ語ではなく英語でも別に問題ないだろうと。

じゃあもう英語で話してしまえと。何もかも英語でやってこれたのは都会に住んでいたからで、田舎にきてからは英語を話すことを躊躇していたが、オランダ語が下手くそかつしゃべりたくないんだから、英語で話してしまえばいいだけ。

どうしても嫌がられたらオランダ語を話すけど、無理して最初からすべて何もかもオランダ語で話す必要はないのだ。だって本当にしゃべりたくないし苦手だから。

何回もいうけど、そう思っている人は私一人ではないし、英語だけで生きている人は都会だけではなく田舎にもいるだろう。

そうやって開き直ってしまったら、なんだかちょっとどうでもよくなった。いや、正確にはよくなっていない。今日も薬局に電話したけどオランダ語の自動音声の段階で意味不明で困ったんだから。

でもそこで絶望的になるのではなくて、なんとかウェブサイトを探したらメールアドレスを見つけたのでメールを送ってみた。返事は5営業日以内と自動返信メールに書いてあったが、15分くらいで返事がきた。予想外にいい対応だったのでほっとした。

嫌だ嫌だと思ってもどうしようもない。自分ができるようにアレンジしていくしかない。メールがなかったらきっと彼氏に代わりに電話をしてもらっていたと思う。でもそれでいいのだ。


私は日本人だからってことはないけど、元々の性格なのか考えすぎるところがある。考えすぎて考えすぎて、ネガティブになっていって、泣いて、頭痛を起こして、何も気力がなくなり、鬱っぽくなってしまう。

でも、そんなに考えなくても、できないことはできないと口に出せばいいし、自分でできなければ誰かに助けてもらえばいい。電話が苦手ならメールを送ればいいし、オランダ語が苦手なら英語を話せばいい。

できないからと悩みすぎることなく、できない自分を認めて開き直って、自分はこれでいいんだ、今の自分のまま苦しくならず生きて行ける方法を模索したほうがよっぽど自分のためになるのだ。

もちろんオランダに住んでいる人からすれば、オランダ語を勉強して話せよって思われるだろうし、オランダに4年も住んでたらいい加減オランダ語を話せるようになっているだろと思われるだろう。

でも人それぞれ。オランダ語をまじで勉強していない人なんてオランダにはたくさんいるし、それを恥ずかしいとも思っていない。そういう人も英語でコミュニケーションを取っているし誰かに助けてもらっている。

オランダに4年住んでたらペラペラになるっていうのも思い込みだし人それぞれ。そりゃできたほうがいいのはわかるけど、別にできないからといって気を病む必要はないのだ。


そんなことより毎日自分が健康で幸せに暮らしたほうがよっぽどいい。

自分で自分にプレッシャーをかけて、勝手に思い込んで、考えすぎて、ネガティブになって鬱になっていくって、やりたくってやっていたわけじゃないからその時は本当に深刻だったんだけど、こうやって開き直って冷静に振り返ってみると、ただの被害妄想というか、考えすぎだったなって思う。


こういう落ち込んだ自分がばかだなと思うけど、これも私だ。定期的にこうなってしまうけどそういう自分なんだから仕方ない。悩んだ期間は2ヶ月くらいで長くて苦しかったけど、その期間がなければ開き直れなかったんだからそれがあってよかったのかなとも思う。

これが自己肯定感というのかしらんけど、今の自分を認めて、自信をもって生きていくことが大事なんだと思う。オランダ語ができなくても英語では問題なく生きられる自分は偉い。仕事も英語でできている。

自分で自分を苦しめず、自分を褒めて、自分を甘やかして生きていこうと思う。


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