20190404上海のリニアから

アジアの空港からの移動手段の格差感を乗り越えて…

アジアに出張に行くと、格差ってものを感じます。あ、暮らしている人たちのではなくて、出張者のという意味です。

良い会社の人は、必ず現地スタッフなのか取引先なのかがお迎えに来て「いらっしゃい●●さん」みたいな紙をもってウロウロしています。それ以外の普通の会社の人はタクシーに乗ります。そして私みたいな超零細事業者は、ピンキリです。羽振りのいい成功者はお迎えが来ていて、そうでない人は現地の人と同じ交通手段に乗ります。

勝ち組の横をとぼとぼと…

私は勤め人をしていた頃から今のような超零細事業者になっても実はずっと変わりません。タイに行けばエアポートリンク、上海(浦東)に行けばリニアです。さすがに上海で在来線に乗るのは時間がかかりすぎるので乗りませんが…。

という話をするとそれらの地の出張者や駐在者から「アホじゃないか」と一様に言われます。これがなぜか不思議ですが、一様に。「危ない」だの「遅い」だの。

確かにリニアに乗ると、心臓がドキドキします。トップ画像は車体が傾いた時の画像なんですが、すごい勢いで傾くので本当に地面が目の前に迫ってきて、そのまま飛んで地面に叩きつけられるんじゃなかろうかと。

タクシーでは揺れるし酔うし…

前回、久しぶりに上海・浦東から中心地にあるホテルに向かうのに、到着が深夜だったのでタクシーに乗りました。まず、タクシー乗り場に向かう途中で、乗り合いタクシー風の客引きに引っかかる。「340元だ。これが一番安いぞ」とすごい勢いで迫ります。つい折れそうになりましたが、中国でもタイでも歌舞伎町でも万国共通の法則「客引きにはついて行ってはいけない」を思い出し、振り切ってタクシー乗り場へ。結局、40分ほど乗車し、180元(3000円弱)。この間、タブレットで文字を読むと酔うので、さして読みたくもない漫画を読んでぼけーっと。それも読み終わって後は寝ようとしても寝れず。パソコンを開いても揺れるし酔うしが目に見えてるので開きません。

日本への帰国時。静安寺の駅からリニアの乗り換えがある駅(何回使っても名前覚えられない。人民国道?の隣)まで、初めてちゃんと時間計ったら22、23分ほど。乗り換えは数分、リニア発車待まで数分。リニアが走り始めたら8分で到着。到着してからターミナルまで遠いので結構歩くものの、合計50分ちょい?

費用負担よりも勝った感(?)

確かに乗り換え2回は、人がたくさんいるなかキャスターバックをガラガラ引いて、とっても鬱陶しいです。でも普段ジムも行ってないので足をしゃんと伸ばして歩いていると、ちょっといい運動です。そして電車賃は50元(800円)ほど。差額の2200円が嬉しいというよりも、この健康貢献と節約を同時に果たした勝った感?がすがすがしいです。一度だけ時間に余裕があった時に数元(50円くらい)で在来線で移動したことがありましたが、さすがになかなか到着しないでうんざりしてしまいました。勝った感が失われました。

ということでこれからも私は上海はリニア、タイでは同様にエアポートリンクですねー。タイなんて渋滞がすごいので、タクシーだと2000-3000円かかって1時間くらい見ないといけず、エアポートリンクだと100円?200円?しかかからずに、しかも早い。さらには電車のなかで紙の書籍を読んでるので、時間に無駄がない。

と話すと一様に「タクシー乗りなよ、カネがないってわけでもないんだから」と「ケチだなあ」という意味を含めながら言われます。私が変わってるんでしょうかね??

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