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期待しないという幸せ。

最近、期待することをやめた。
すごい冷たい人に思われるかもしれないけど、
僕はとても前向きだ。

期待というのは、言い換えれば、
自分は何もしないでほしいものを手に入れようとする行為だと思う。
「あの人にこうなってほしい」
「大きな仕事がもらえたらいいな」
「儲からないかな」

期待するということは、結果が必ず伴う。
期待通りに行く、
期待通りにいかない、
下手をすると「期待を裏切られた」という
ネガティブな感情までも生み出してしまう。

でも、勝手に期待したのは誰なのかと言えば、
それは他ならぬ自分だ。
なので、勝手に期待して勝手に裏切られたと思い、
勝手に失望しているということだ。

想像して見てほしい。
誕生日にもらうプレゼントと、
何でもない日にもらう細やかなプレゼント、
どっちが嬉しいだろうか。
誰もが誕生日には期待してしまうものだ。
「お祝いを言ってもらえるんじゃないか」
「プレゼントをもらえるんじゃないか」

だから、お祝いを言ってもらえたら、
それは感謝もあるけど、期待どおりのことなので、
喜び度合いはそう高くはないだろう。
喜びから期待した分が引かれてしまうからだ。

でも、何でもない日には期待はゼロ。
だから喜びしかない。
つまりとても幸せな気持ちになれる。

そして期待は人を傷つけてしまう。
期待してたのに残念だなんて言われても、
言われたほうは貯まったもんじゃない。
そっちが勝手に期待したんですよね?
と言いたくなる。

期待しなければ、目の前で起こった嬉しい出来事に
素直に喜べる。
期待しなければ、目の前で起こった残念な出来事にも
やさしく反応できる。

僕は期待をやめてから、
清々しい毎日を過ごしている。

期待なんてする暇があったら、
目指す場所への努力を続けた方がいいし、
目の前にある課題をクリアすることに集中したほうが、
気持ちよく毎日を過ごせる。

広告営業、広告制作の現場、そして社長業を通した実体験を元に記事を書いています。よろしければサポートをお願いいたします。