島那三月

趣味で小説とか書いています。凡才なりにありふれた日常に潜む景色を切り取っていきたいです。よろしくお願いします。
固定されたノート

はじめてのnote

登録してからもう数日経ちますが、ようやく初めての投稿です。 自己紹介代わりではないですが、最初は本について書こうかと。 青山七恵さんの「窓の灯」です。 初めて読...

掌編小説「ほくろ」

夢を見た。  そこは高校時代、登校の際に使っていた高崎線の車内で、いつもと違うのは、乗客はわたしともう一人だけということ。それから、そのもう一人が制服を着たわた...

掌編小説「シューゲイザー」

「じゃあ君はシューゲイザーが好きなんだね」  バイト先の飲み会でフリーター二年目の先輩はわたしにそう言った。居酒屋の喧騒と薄っすらと回り始めた酔いの中に取り残さ...

海を見たくなったのは、 自分の小ささを確かめたかったから。 空っぽのゴミ箱を大事に抱え続けるのは、 そこに大事な落し物があったから。 いらなくなった写真を燃やした...

掌編小説「エンド・ロール」

最近、わたしはネットフリックスに加入した。定額で映画やドラマが見放題になったこのご時世、わざわざレンタルビデオ店に行って作品を借りることは少ない。昔は、テレビで...

読書感想「きみの世界に、青が鳴る」

私の物語はどうしようもなく、彼に出会ったときから始まった。私が大切なひとつを、捨てないまま階段を上る物語は。彼と出会ったときから始まり、今もまだ続いている。(本...