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カタログギフトは消費者と生産者の偶然の出会いをつくっている

カタログギフトというあまり馴染みのないサービスをやっているわけですが、消費者と生産者という視点で、この事業を見てみると、消費者と生産者の偶然の出会いを提供しているということを教えてもらいました。

食に関心がある人は能動的に調べて、美味しい食べ物や、いいサービスを探すわけですが、あまり関心がない人はそんなことはするはずがない。

んで、関心がない人に知ってもらう行為は広告となる訳ですが、広告はなかなか投資対効果が見合わない(ことが多い)。食べ物は原価率が高い。さらに食べ物は広告の後に食べてもらって、美味しかったらリピートになるということで、足が長そう。

一方、カタログギフトの場合、誰かからカタログギフトをもらって、どれか選びます。この時点で広告的でもある。1つは選ばれるけど、残りは選ばれないものの、認識はしてもらう。なんなら、どちらにしようか悩んでもくれる。広告で悩む人は少ない気がするが、カタログギフトだと悩んでもくれる。しかも、選ばれたものはだいたい食べてくれる。味見をしてくれる。

うちの会社には、食べたら美味しかったから注文したいという連絡をよくもらうわけだけど、(今のところ)その注文は受けずに、出品者に直接連絡してもらうようにしている。理由としては、なるべく直接販売できるようになってほしいというところがあるのと、カタログギフトの販売や出荷などで手が回らないというのが実情だ。逼迫している。

商売上、どう考えても日常の流通でリピートしてもらって、その商流に入ったほうがいいわけだが、カタログギフトという非日常の財布を相手に仕事をしていると、どうも日常の食べ物の流通というのがうまく噛み合わなかったりする。(その昔はチャレンジしていたが、うまくいかなかった)ということで、日常の流通はいったん脇に置いて、カタログギフトという馴染みのないサービスに特化している。

世の中には日常の流通にフォーカスしたサービスが結構ある。そのことは前から知っていたが、消費者と生産者の偶然の出会いをつくっているということに気づかせてもらってからは、日常の流通をやっている方々とは、協業ができるんじゃないかなぁと思えるようになってきた。

まだ、具体的には動いていないけど、年明けから、ちょいちょい話をしてみたいなぁと思っている次第です。

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