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ダルビッシュの声かけ。【完全密着侍ジャパン 〜WBC全勝優勝の真実〜】

WBCの完全密着版を見た。映画は時間が短いから、優勝までの道のり追いかけるくらいで個人的には微妙だった。

しかし、今回は野球好きにも興味ない人にもいい番組構成だった。


野球興味ない人も、ダルビッシュの回だけは見た方がいい。

人が人に対してかける声。そこへの気の配り方は全員に必要な視点だろう。


番組概要

2023年のWBC、1次ラウンドから7戦全勝で3大会ぶりの優勝を掴んだ侍ジャパン。チーム専属カメラが撮影した初公開映像に加え、栗山監督、選手、コーチ、チームスタッフの証言インタビューを収録。栄光の裏にあった当事者たちの苦悩、真実とは?映画「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」の制作スタッフが6本のエピソードから紐解く野球ドキュメンタリー。

https://www.amazon.co.jp/完全密着侍ジャパン-〜WBC全勝優勝の真実〜/dp/B0CV26YYS8

各回の概要

エピソード1 ダルビッシュ有

今回の代表メンバーで唯一、2009年の前回優勝を経験したダルビッシュ有。経験豊富な36歳の現役メジャーリーガーは、宮崎キャンプから参加。自らの調整は後回しに、高いコミュニケーション能力を発揮し、チームに結束を生み出した。その言葉の力、「献身力」に迫る。


エピソード2  ラーズヌートバー

確かな実力と明るいキャラクターで日本中を魅了したラーズ・ヌートバー。「ペッパーミル」パフォーマンス誕生の瞬間、悩める彼を救った仲間の存在、スーパープレーに隠されたコーチとの絆、「日本代表」への強い思いと覚悟。侍ジャパン初の日系選手を巡る数々の秘話が、今、初めて明かされる。

ペッパーミルパフォーマンスを日本に持ち込んでいいか考えていたところに、大谷のアドバイスがあったこと。

コーチを信用して、ポジションやプレーを任せていた点などは初見だった。

チームの空気を作ったのは確実に彼だろう。

エピソード3  源田壮亮& 中野拓夢

侍ジャパンのショート、源田壮亮。初めてレギュラーとして臨んだWBCで、 まさかの“右手小指骨折”。大ピンチの中で源田が見せた決死の覚悟。そして急遽、出番が回ってきた中野拓夢の想いとは?試練を乗り越えた2人の胸の内が今、  明らかになる。

怪我をした後の状況、変わった時の中野の心境などが見えた。

後のシーズンに影響あったとしても、続けてプレーしたい様はチームを鼓舞した。

エピソード4   村上宗隆&周東佑京

23歳が背負った侍ジャパンの「4番」 どん底から苦しみを乗り越え放った村上の一打はまさに「運命」に引き寄せられた瞬間だった。日本中が熱狂した準決勝、歓喜の裏側には知られざるドラマがあった。サヨナラのホームを踏んだのは周東佑京。独占インタビューで語った足のスペシャリストとして日の丸を背負うその矜持とは。

大会中に1番キツい言葉を浴びせられただろう村上。

本人は苦しみながらも、ここぞという場面前には感覚を掴んでしっかり打っていた。

観客はキツい言葉を選手に浴びせてはいけないし、手のひら返しもしてはいけないとおもわせた。

方や代走のスペシャリストとして、あらゆる局面に対応しようと備えてた周東。

ああいうメディアには映りにくいところをちゃんと密着してたのは良かった。

何かに特化した人間の生き様を見せてもらえる。

エピソード5 大谷翔平

投打二刀流の大活躍で文句なしのMVP。トップ選手たちにも衝撃を与えた打撃練習に始まり、圧倒的パフォーマンス、貪欲に勝利を追及する姿勢など、専属カメラが大谷翔平の真の姿を映し出す。そして、最後に明らかになるアメリカ戦登板の真実とは…。世界一の栄冠を掴むまでの戦いを本邦初公開の映像も交えて描く。

映画の再放送的で、あまり新規映像はなかった。

メキシコ戦で追い込まれたときに、これからだとベンチで声をだす姿。エンゼルスは勝利から遠いからこそ、強いチームで存分に戦えたことの喜びを感じた。

エピソード6 栗山英樹

2021年12月、侍ジャパンの監督就任から専属カメラがその姿を追い続けた指揮官・栗山英樹。現役メジャーリーガーを招集するために選考会議で見せた熱い思い、大会中に悩み抜いて下した様々な決断の核心、アメリカとの決勝でローザーを務めた大谷翔平、登板に至るまでの真実を語る。

野球知らないと楽しめない回。

大谷やコーチ陣との信頼関係。試合での決断について、振り返りながら語っているのを楽しむ人向け。


ダルビッシュが声かけを大切にした理由

前述したダルビッシュ有のエピソード。

ここは野球興味ない人も見た方がいい。家族や職場の人、コミュニティの活動で関わる人に何を伝えるのかあるいは伝えないのか。


ここを蔑ろにしてる人の多さを感じる昨今。

実際にダルビッシュも、今の野球界は愛のない声かけが多いと指摘してる。

今の選手たちは次のコーチや監督であり、そこに対して貢献できれば野球界は変わるのではと述べてた。

彼はキャンプ初日から参加した唯一のメジャー選手だった。

ピッチャー陣を中心に、最新の情報も惜しむ事なく伝える。同じ目線で上からにならないように心がけていた。

また自分が足りないところは、後輩にもアドバイスをもらう腰の低さも見えた。

そういうスタンスはたしかに見たことがないし、ないのは危機を感じた方がいいと思った。

当然他の業界にも言える話だ。

上が余裕ないからと、下を潰すような声かけしてると組織は崩壊する。


以上WBC密着を見た感想でした。

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