ダルビッシュの声かけ。【完全密着侍ジャパン 〜WBC全勝優勝の真実〜】
WBCの完全密着版を見た。映画は時間が短いから、優勝までの道のり追いかけるくらいで個人的には微妙だった。
しかし、今回は野球好きにも興味ない人にもいい番組構成だった。
野球興味ない人も、ダルビッシュの回だけは見た方がいい。
人が人に対してかける声。そこへの気の配り方は全員に必要な視点だろう。
番組概要
各回の概要
エピソード1 ダルビッシュ有
エピソード2 ラーズヌートバー
ペッパーミルパフォーマンスを日本に持ち込んでいいか考えていたところに、大谷のアドバイスがあったこと。
コーチを信用して、ポジションやプレーを任せていた点などは初見だった。
チームの空気を作ったのは確実に彼だろう。
エピソード3 源田壮亮& 中野拓夢
怪我をした後の状況、変わった時の中野の心境などが見えた。
後のシーズンに影響あったとしても、続けてプレーしたい様はチームを鼓舞した。
エピソード4 村上宗隆&周東佑京
大会中に1番キツい言葉を浴びせられただろう村上。
本人は苦しみながらも、ここぞという場面前には感覚を掴んでしっかり打っていた。
観客はキツい言葉を選手に浴びせてはいけないし、手のひら返しもしてはいけないとおもわせた。
方や代走のスペシャリストとして、あらゆる局面に対応しようと備えてた周東。
ああいうメディアには映りにくいところをちゃんと密着してたのは良かった。
何かに特化した人間の生き様を見せてもらえる。
エピソード5 大谷翔平
映画の再放送的で、あまり新規映像はなかった。
メキシコ戦で追い込まれたときに、これからだとベンチで声をだす姿。エンゼルスは勝利から遠いからこそ、強いチームで存分に戦えたことの喜びを感じた。
エピソード6 栗山英樹
野球知らないと楽しめない回。
大谷やコーチ陣との信頼関係。試合での決断について、振り返りながら語っているのを楽しむ人向け。
ダルビッシュが声かけを大切にした理由
前述したダルビッシュ有のエピソード。
ここは野球興味ない人も見た方がいい。家族や職場の人、コミュニティの活動で関わる人に何を伝えるのかあるいは伝えないのか。
ここを蔑ろにしてる人の多さを感じる昨今。
実際にダルビッシュも、今の野球界は愛のない声かけが多いと指摘してる。
今の選手たちは次のコーチや監督であり、そこに対して貢献できれば野球界は変わるのではと述べてた。
彼はキャンプ初日から参加した唯一のメジャー選手だった。
ピッチャー陣を中心に、最新の情報も惜しむ事なく伝える。同じ目線で上からにならないように心がけていた。
また自分が足りないところは、後輩にもアドバイスをもらう腰の低さも見えた。
そういうスタンスはたしかに見たことがないし、ないのは危機を感じた方がいいと思った。
当然他の業界にも言える話だ。
上が余裕ないからと、下を潰すような声かけしてると組織は崩壊する。
以上WBC密着を見た感想でした。
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