「３２１の日付けですでに、５！
四の五の言わずに、ぽかーんが始まり。
本当の５６７の脅威は、
天空に輝く５６７の方が拡散するグレートなフラッシュ！」

亜火ノ聖命の語りを、カラスたちは復唱する。

「そらあ、グレートなフラッシュ！フラッシュ！」

「25900年を計る自転の歯車。
軸へ封印されていた予言の解放と、
あからさまに回されてきた預言。
そのタイムラインがスターリンクされる」

「リンクされる！リンクされる！
タイムもボカーン！」

平将門は剣先で揺れる全球中の玉に映る己の顔を、催眠術に掛けられたように、ぽかーんと見つめている。

「ロストテクノロジーとリバースエンジンニアリングとロジカルスピリチュアルと気合と根性と火事場のマカバカヂカラをありったけ集め、過ぎ越するためぞ！」

「こする！こする！
ニルバーナするまで硬い地軸をこする！」

「自己存在のクエスチョンは、余さず答えられるぞ！」

「答えられるぞ！答えられるぞ！
明かして明かしてアカシック！」

揺れる玉を左右に追っている将門の両眼は、
何を言われてもイエスと答えそうにぼんやりしてきた。

「どうだ将門！
この玉をインストールする気になってきたか？」

「イエス･･･」

（おわり）