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Stones alive complex (kuji amber)



取り引きされてきた操り人形(dollers)たちの債券。
それが秋の枯葉と舞う季節の、到来。
人形たちの意図は緩んでしまい、パペットマスターが寄せあう眉間の刻み。
代わりに血筋の債権を、秘薬と交換させてきた。

インパクト性の高い三つ目のイベントは近く。
秘薬の調合方法が解かれるにつれて、
大きく三つに血の種は分岐する。

降りた時と同じなオリジナルな血。
荒ぶらず抗わぬ沈黙の血。
事象の地平面へと散る血。

散りぬるを我か世たれ。

要するに。
秘薬の成分は、
医学ではなく政治のカテゴリーにもとずく。

とりま。つぶやきの青い鳥は自由に飛びはじめ、
統合されたXへと紡がれてゆく。

AIが仕切る以前の治世は、
見せたいものを見せ、
考えさせたいものを考えさせ、
思わせたいものを思わせてきた。
グロはバリバリなリズム。
ナシはナルナルなリズム。
笛の調子に惹かれてレミングは行軍する。

シンプルに考えれば。
観戦者数のいちばん多い会場こそ、ボスキャラがおわす血脈の席。

(おわり)

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