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本日の猫たち #296(猫じゃらし)

「今年は猫グッズを買わない」と新年に決意したものの、時間が経つと決意は薄れ、本日「100円(+税)」ならいいだろうと買ってしまいました。

猫じゃらし。

100円とは思えないクオリティの猫じゃらし


猫じゃらしはこれまで何本も買ったのですが、そのたびに妹猫に秒殺されたので「絶対に買わない」(自作のもので十分)つもりでいたのですが、「あれから時間が経っているし、妹猫ももう子猫ではないし、破壊される前に飼い主がとりあげればいいことだし、100円だし……」(心の中の言い訳)ということにして、早速猫たちに披露。

飼い主あるあるだと思いますが、とにかく猫たちの喜ぶ顔が見たいのです。

バッグから猫じゃらしを取り出すと、普段飼い主が外出しても帰宅しても、まったく送迎してくれない猫たちが、ガサガサ音を聞きつけ、秒で飛んできました。

飛んできた兄猫(左)と妹猫(右)


うちの兄猫は猫じゃらしが大好きなのですが、俊敏な妹猫におされ、いつも満足に遊べてなかったので、今回は兄猫ファーストでいこうと開封。

その瞬間、妹猫が野生に戻りました。

一瞬で野生に戻る妹猫


勢いよくジャンプ。そして獲物をがぶり。

嚙んだら絶対に離さない


うちの妹猫はスッポンのように、一度嚙んだ獲物は絶対に離しません。
おさえつけても、口を開かせようとしても無理。獲物をひっぱると妹猫の歯が抜けるのではないかと(そのくらいの力で嚙んでいる…)、つい飼い主が手をゆるめていまったところで、猫じゃらしをくわえたまま逃走。

(前と同じパターン……)

棒付きなので、バタンバタン、ガタンガタンという音が遠くで聞こえ、兄猫と先住猫は呆然。

その光景に既視感を覚えました。
(飼い主の学習能力の無さよ……)

妹猫は獲物をくわえたまま、玄関、洗面所、浴室、廊下を縦横無尽に駆け抜け、最終的に最初にいた部屋に戻ってきたので、すかさずドアを閉めました。

追い詰められた妹猫
窮鼠猫を嚙むといいますが、猫が鼠?を嚙んでいます…


普段はソプラノでぴるぴるる……鳴いている妹猫ですが、獲物をくわえた途端、どす低い声で唸るのです。どこにそんな声を内蔵していたのか。
ウーウー唸り続けるので、飼い主もさわれません。

「獲物は絶対に離さにゃい」


猫の足の速さの時速48km。
人類最速のウサイン・ボルトのトップスピードが時速44.17km、猫はそれより速いわけです。まともに追いかけて(ましてや日頃運動不足の)飼い主が追いつけるはずがありません。

追い詰めたものの、ちょっとした油断から逃げられ、妹猫はキャットタワーの上へ。(飼い主は隙だらけ……)

猫じゃらしをくわえたまま、キャットタワーの最上段へ逃走


賢いな……と感心してしまったのですが、ちゃんと飼い主の手が届かない場所を熟知しているのですね。

「獲物は死守!」


猫じゃらしはその後、無事回収できたのですが、そのときには羽根をちぎられた無残な状態に。開封して10分も経たないうちに猫じゃらしと呼べないものになってしまいました。

なにより可哀想なのは兄猫。今回も猫じゃらしで遊べず。

猫じゃらしに一度もさわれずしょんぼり顔の兄猫


今度こそ、絶対に猫じゃらしを買わない……とかたく決意しました。
(猫たちに比べて、学習能力の低い飼い主……)

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