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本日の猫たち #322

飼い主ははやくも夏バテで不調気味ですが、おかげさまで猫たちは元気です。
昔から湿気が苦手なので、室内の湿度は50%前後をキープできるようにしているのですが(猫たち、ピアノにとっても50%が最適)、一歩外に出ると「ああああ……」と全身のエネルギーが奪われる気がします。

湿気が高い=空気中に水分が多く含まれているから空気が重い、とつい思ってしまうのですが、これって気のせい、というか誤りなんですよね。

珍しくソロ寝の妹猫


わたしが語るまでもなく、知っている方はご存知だと思いますが、ちょっとぐだぐだ説明させてください。
読むのがめんどうな方は、猫の写真までスルーしてください。

空気はだいたい窒素と酸素でできています。
(窒素が約78%、酸素が約21%、その他の成分が約1%)

アボガドロの法則でいうと(同一圧力・同一温度下では、全ての気体は同一体積に同じ数の分子が含まれる)、空気が乾燥してようが、湿気が多かろうが分子の数はかわりません。
仮に1つの箱(空気)に10の分子が入っているとすると、乾燥しているときは、ざっくり、窒素が8、酸素2という割合になります。
(その他成分はちょっと割愛します)
湿気が高いという状態は、要するにその箱に水蒸気が入ってくるということですが、分子の数(10)はかわらないので、水蒸気が入ってくると、その分、窒素分子、酸素分子が出て行きます。
気体の分子量は、窒素N2で28、酸素O2で32、水蒸気H20で18。
水蒸気が一番軽いので、空気中に水蒸気が含まれれば含まれるほど、空気は軽くなります。そのため「湿気が高いから空気が重い……」という表現は、本来できないのです。

……というのは、頭でわかってはいても、湿気でだるいと「やっぱり空気重い」「体も重い」と思ってしまいます。


毛皮コートを着ているのに、暑さには強い兄猫


そして本日。
体が重かったので、横になって作業をしていたのですが、猫たちはまったく寄ってこず……。
毛繕いをがんばった後の妹猫が「けほっ」「かほっ」と言いながら(吐きそうで吐けない)、廊下をうろうろしていたときは、「大丈夫?」「どうした?」とすぐに先住猫と兄猫が飛んでいき、心配そうに頭を背中を舐めていたのに……(その直後、妹猫は無事に毛玉を吐きました)。
なぜかうちの猫たちは飼い主にやさしくありません。

いろいろと思うところはありましたが、コロナワクチンの副反応で高熱を出して寝込んでいたときは、皆ぞろぞろと心配そうに来てくれたので、たぶん「この程度なら心配するまでもない」と思われたのだろうと思います。

かなり蒸し暑くなってきたので、冬用ベッドを撤去しようとしたのですが、兄妹猫たちの「断固反対」アピールにあい、延期することになりました。
うちの猫たちは飼い主の数倍、暑さや湿気に強いようです。

冬用ベッドを使い続ける妹猫(左)と兄猫(右)
暑くないのかね……


どなたさまも夏バテにはどうかお気をつけください。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
気が向いたら、またのぞいてやってください。

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