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第二次カルロマドリーの今と未来は

昨年のリーガと劇的過ぎる展開で手にした14回目のCL。そして今シーズンはコパ、クラブW杯など2回目の就任にしてその二年間で全てのタイトルを獲得した。
しかし今シーズン、ワールドカップを挟んだリーガ中盤まででチャビバルサに大きく勝ち点を離され、CLではシティ相手に惨敗。タイトルに慣れすぎたチームにとっては満足に足りるパフォーマンスとは言えなかった。

W杯ベスト8に終わったセレソンからのオファーを受ける。

23年が明けても、怪我でW杯を棒に振ったバロンドーラーベンゼマの調子が上がらずクラシコでの3連敗などもありマンネリが囁かれ解任論や後任候補が各メディアから報じられる。

去就に揺れるもカルロは契約の24年までの契約を満了する意思を示し、セレソンも彼を待つことに。

アンチェロティがセレソンを選んだ場合

彼はセレソンからのオファーを保留にしているのが現状だ。しかしそれは青信号に近いのではと考えている。なぜならセレソンが24年まで待ってアンチェロッティがマドリーと契約を延長したりすればセレソンは2年間を丸々無駄にすることになるからだ。口頭での合意はありながらもマドリーを尊重してそれ以上はなされていない、だから現状の形に至ると考えることができる。

後任は?

現状アンチェロッティとの契約は24年6/30まで、マドリーが後任に考えられる候補はジダンとシャビアロンソだ。(当然その他もリストアップされる)

前者の可能性について考えたい

ジダンの第一希望はレブルーの席であることは間違いない。これは公然の秘密である。しかし現職のデシャンの契約は26年のワールドカップまでで、席が変わる可能性があるのはその26年と24年のユーロのタイミングになる。ユーロは6月の中旬から7月の中旬まででユーロが終わってから仏協会の判断を待たなければならないためマドリーはそれまで監督不在のままスカッドを組まなければならない。さらにレブルーがジダンを選んだ場合にはマドリーは限られた時間の中で監督を探し補強をする必要があり、日程的にかなり厳しい。

ジダン以外には今季レヴァークーゼンで注目を集めた、シャビアロンソや現Bチームを指揮するラウールなどが候補になるだろう。

23年のハリーケインと24年のエンバペ

マドリーは来年フリーでのエンバペの獲得を目論んでいる。恋は盲目だ。ペレスはエンバペに恋をしてからもう5,6年経つがいまだに追いかけ続けもはやムキになっているとしか思えない。このエンバペプランの存在がケイン獲得の障害の1つになっているという。ベンゼマの退団は想定外の出来事であった為ハリーケインに対する出費は予算にはない

だがアンチェロッティはどう思うだろうか。彼の頭にはセレソンがあり仮にエンバペが来たとしても自分がいるかはわからない。その為彼は今シーズンに最大限ベットして欲しいと考えるのが普通である。それはケインだけじゃなくハヴァーツやデイヴィスを含めてだ。

マドリーは今ベンゼマの一件を機にこの夏のやることリストはキャパシティがギリギリであるように見えるが、近い将来最も重要な席に誰が座るのかを考えなければならないだろう。

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