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抗がん剤の副作用②

最近、膵臓癌に罹患された森永卓郎さんの発信でも話題になっているけれども、夫も抗がん剤の副作用には苦しめられた。
入院してアブラキサン+ゲムシタビンを点滴投与。
前回書いたように、発熱、皮疹。

これが、日を追うごとに強くなっていった。皮疹が腫れ上がり、歩けないほどで常にアイスバッグで冷やしている状態。解熱剤が切れると38度以上の熱。絶食になった。

みんなこういうものなのかと思いきや、ここまでになるのは珍しいらしく、皮膚科から医師が毎日数人来て写真を撮っていくとのこと。

お見舞いに行くと、もうろうとしていて、いよいよ、こうして具合が悪くなっていくのかと絶望する。

1週間の入院予定は、退院日未定となった。

2回目の抗がん剤は、ゲムシタビンを80%に減量。皮疹の薬を毎日たっぷり塗る。

少しだけ、皮疹が良くなった。

2週間後、休薬して退院。以降、ゲムシタビンを60%に減量して2週投与、1週休薬というサイクルで、通院で続けることに。

こんなに具合悪そうで退院して大丈夫なのか? 不安になる。

退院時、3kgほど痩せていた。ここまで読むと、やっぱり抗がん剤は怖いんだと思われると思う。

でも、その後通院でゲムシタビン60%を2週投与、1週休薬で続けると、なんと熱も皮疹も出なくなった。

そして今、それを続けていて3カ月目、腫瘍は縮小。体調の変化はあるが、普通の日々を過ごせている。

夫は体力があるから続けられている面も大きいと思う。

そして、医師と体調と相談して、調整しながら副作用と付き合っていくのが抗がん剤。標準治療=×、標準治療=効果がない、というイメージが人を惑わせないようにしたい。


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