水野美紀という女優。

今回は美紀さんについて語りたいと思う。そもそもこいつ(作者)何人推しいるねん。と思っている人も多いかもしれないのでここで答えておく。無限だ。女優というカテゴリーが好きと言っても過言ではないかもしれない。
まぁ、兎にも角にも今回は水野美紀さんを語るのでついてきてほしい。

女優、水野美紀の魅力は幅広いキャラクターである。水野美紀というと「奪い愛、冬」の蘭さんを思い出す人が多いかもしれない。そういう人は水野美紀=怪演のイメージが強いだろう。しかし、彼女は幅広い演技ができるということを示していきたいと思う。
まずは、皆さんのイメージが一番強いであろう「怪演」を取り上げていきたいと思う。
「奪い愛」シリーズでの水野さんの立ち回りは狂気と言わざるを得ない。主人公の婚約者で純愛モンスターと言えるだろう。
その後ABEMAで配信された「奪い愛、夏」でも小池徹平と松本まりかを取り合う役を演じ、その怪演ぶりで私たちを魅了した。特に、「ここにいるよー!!!!!」と「違わないよーーー!!!!!」は、「奪い愛、冬」にも出てきた蘭さんの一番人気のセリフで視聴者が特に盛り上がったようだった。

次に、「クール」を取り上げたい。美紀さんの役で多いのが、仕事のできるクールな役だ。いわゆる「鉄の女」である。美紀さんでクールというと、まず「絶対零度」の香坂朱里を上げたい。
絶対零度は、珍しいドラマだ。まず、主人公が、シリーズ途中で変わる。また、ドラマの構造も珍しい。最終回のワンシーン、何日前というテロップ、本編、何日ごというテロップ、最終回のワンシーンというサンドウィッチのような構造になっている。刑事ドラマとしては珍しい構造ではないだろうか。香坂が登場するのはseason4である。主人公は沢村一樹演じる井沢範人。妻と娘を殺された犯人を探している中でミハンに危険人物と捉えられたが、ミハンの理念である未然に防ぐことへの誇りがあり、自分から罪を犯そうとは思っていない。香坂は最初、危険人物である井沢に不安を抱くが、彼女もミハンを法制化したい気持ちは同じであり、だんだんと井沢を信用するようになる。香坂は法務省の官僚であるがミハンで同等に活動できるほどの技術の持ち主で、特に体術は捜査一課でトップと言われた井沢に引けを取らないほどだ。
弱みや過去、感情、ミハンへの思いを自分から明かさず、プライベートの分からない人物であった。香坂がミハンの法制化にこだわる理由が明かされる回は必見だ。

次に挙げるのは「カラフラブル」、鉄本あさひだ。
「カラフラブル」は吉川愛演じる和子と板垣李理人演じるジェンダーレス男子周の恋愛ドラマである。あさひは和子の職場の漫画編集部の編集長で、和子が憧れを抱いている人物である。しかし、周囲からは「鉄の女」と呼ばれている。ある日のコラボ企画で、天上天下唯我独尊、ワガママな完璧人気モデルキラと出会う。キラは、自分に意見するあさひを面白いやつと思い、そこから初めての恋に落ちていく。ドラマの本筋と違う2人の恋はめぐわこのただただ幸せな展開をさらに引き立てている。「鉄の女」が、俺さまなキラ様とのトレンディな恋に翻弄されていく姿に注目してほしい。

三つ目に「コメディー」を取り上げたい。水野美紀はコメディエンヌなのだ。そこで、取り上げるのは「探偵が早すぎる」橋田政子である。「探偵が早すぎる」は滝藤賢一演じる探偵千曲川光が広瀬アリス演じる一華を狙う刺客に同じ方法でやり返す痛快コメディである。美紀さんが演じるのは一華の親代わりのツンデレ家政婦橋田政子である。探偵が早すぎるは特に千曲川と一華のやり取りが面白いと話題になった。しかし、橋田のアクションがあったり、橋田がコメディ枠に入れられることも多々あった。season1では、橋田はクールな役が多くたまに面白いこともする(やらされる)というギャップもあった。しかし今年終了したseason2では橋田は完全にネタ枠になっており橋田が出てくるシーンはほとんど笑えるシーンだった。
特に、season1ではほとんど家から出なかった橋田だったが、season2では積極的に外に出ていく。急にアクティブになった橋田に一華は尋ねる。「今までそんなことしてなかったじゃん」と。橋田の答えは爆笑だ。
また、探偵が早すぎるでは美紀さんのアクションを見ることもできる。彼女は、少林寺拳法をしていたためアクションシーンに定評がある。特に、蹴りのアクションは足の先まで美しいので必見だ。他にも美紀さんのアクションが見られるドラマはたくさんあるので、美紀さんがドラマに出てきたら、アクションあるかなと期待していただきたい。

四つ目の演技幅は「いい子、いい人」である。そこで取り上げるのが「オヤジぃ。」だ。このドラマは結構前のドラマである。ファミリードラマだ。美紀さんは、その中で優等生の長女を演じている。妹と弟の面倒を見て、頼られる。私立の学校の先生として子どもたちにも人気。うわついた話もない家族の期待に完璧に応える温厚な長女。そんな彼女の抱える悩み。それが爆発したシーンは感動して涙が溢れるだろう。

五つ目の演技幅は「不思議な役」だ。
マネキンの役や敵キャラの大ボスなど不思議な役が多い。美紀さんの出るドラマで「カオス」と呼ばれるのは大抵このキャラの時だ。

次にバラエティー性について書きたい。美紀さんは現時点で2本のレギュラーバラエティーを持っている。一つ目は「突然ですが占ってもいいですか?」もう一つは「ドーナツトーク」である。突占は、美紀さん、沢村一樹さん、みちょぱがフォーチュンウォッチャー(MC)を務める占い番組だ。占いと占いの間のスタジオトークの家族のような感じが印象に残る。1人が欠けると何か物足りないそんな番組だ。私としては、沢村さんと美紀さんが話している、笑い合っているだけで、「絶対零度」が思い出され感動してしまう。
ドーナツトークは令和版井戸端会議のことで、美紀さん、ヒコロヒーさん、鷲見アナ、PORINちゃんとゲストで毎週トークしている。美紀さんはその中では年長者であり子供がいるということで他の人から話を聞かれることが多い。ミステリアスな美紀さんの私生活が垣間見える番組になっている。毎週のようにネットニュースになるようなことを言う素の美紀さんが垣間見えるバラエティだ。ちょっとジェネレーションギャップを感じている美紀さんも見どころだ。無邪気に笑う美紀さんが可愛いので、見てくれたらきっと美紀さんファンになること間違いなしだろう。

ぜひ、美紀さんの魅力にはまってみてはいかがだろうか?

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