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自分が恵まれていることに気がつかない人が成功することはほとんどない


「ふたりの人生は、何がちがったの?」。格差社会にメッセージを投げた漫画が話題になっているというとを日本の「TABI-LABO」というメディアで知った。

作品の背景については何も語られていないが、作者を検索したら「オークランドで活躍」しているそうなので、ニュージーランドの話のようだ。

恵まれた家庭で育った男性は家族の支援を受けて成功し、貧しく親が病気がちな家庭で育った女性は行きたい学校に行けず、ウエイトレスの仕事に就く。

このふたりの人生は何が違ったのか?

成功した男性は

「成功する秘訣は、泣き言を言わずに一生懸命努力することですね。与えられることを待ってばかりいる人にはうんざりです。僕は何も特別なものは与えられませんでしたよ」

と話すが本当なのか
?彼は「僕は何も特別なものはあたえられませんでした」と言うがそんなはずはないだろう?
という風刺である。

確かに「恵まれた人は自分がどれだけ恵まれているかを知らない」とよく言われるが、恵まれた環境で生まれ育ち盛り成功した人は、自分がどれだけ恵まれているかを知っている人が多い。

自分が恵まれていることに気がつかない人もいるが、そんな人は親のコネを利用し、スネをかじって生きているだけで、成功とはほど遠い人生を送っている。

(急逝した元総理大臣の息子やカジノで大金をスッた御曹司がそのようなタイプではないだろうか?)

恵まれて育っていながら、そのことが理解できない人は決して成功できないし、そのことに気がつき、周囲の期待に応えようと思うからこそ、より努力できるのだ。

中流以下の家庭で育ちながら、必死の思いで努力し成功した人で「貧しいのは自己責任」という人はいても、恵まれて育った成功者で弱者を切り捨てようとする人はいない。

どうも中流以下の人は「恵まれて育った人」=「自分がいかに恵まれているかに気がつかず、弱者に冷たい人」と思う人が多いようだが、実際に「恵まれた環境」にいると、そうではない環境にいる人も多いことに気がつかされる機会はたくさんあり、どこかでそれに気がつくはずだ。

また、この女性のような、努力が恵まれずに低賃金の単純労働に就くことになった人を「不幸」と決めつけるのはどうかと思う。

自分のしたい勉強ができず、低賃金の仕事にしかつけなかったとしても、その仕事がなんの楽しみややりがいをもたらさないとは限らないし、お金がなくても、幸せな家庭を築くことはいくらでもできるから。

成功者の男性とそうでない女性のどちらの人生かいいかは誰にも決められないはずた。

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