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金銭感覚が狂うということ

出産した自分へのごほうびに200万円のバックを買った女性タレントがバッシングを受けた話の根底にはそのタレントが一般の人と金銭感覚がずれてきたことが問題のような気がする。

私はブランドバックには興味はないが、同じような状況にあれば美術品を購入するが、そもそも、出産してこれからいろいろとお金も掛かるのにそんな高価なものを買えないという人が大半だろう。

しかし、年に1度、自分へのごほうびに、あるいは海外旅行の記念にと、同じブランドのバックを購入有名人は多そうだし(セレブ系ファション誌にはよくそんな人が戦利品の写真と共に載っている)、一生に数回しかない出産という機会だけ、ブランドのバックを買ったということは、意外と節約家だと一般の人から思われるだろうと誤算したのかもしれない。

しかし、何にどれぐらいのお金を掛けるかは、その人が使えるお金によって決まってくるので、年収2百万の人と2千万円の人と違ってくるだろうし、年収2千万円の人が2百万の人よりたくさんお金を使うからといって、贅沢とか「金銭感覚が狂ってる」とは言えないのである。

むしろ、収入が上がるにつれて、よりいいものをより高い金額を出して購入するようになるのは必然的なことであり、「狂う」ではなく「金銭感覚が変わってくる」と言うべきではないかと思う。

なかには、そのとき限定でたくさんお金を稼げるだけなのに 、一生同じだけ稼げるような錯覚し、その感覚が直らない人もいるし、お金持ちの知り合いに囲まれて分不相応なものを買ったりすることもあり、それは「狂っている」と表現してもいいかもしれない。

ところで、1日10万~20万稼げる女性が、5日ないし10日で稼いだ100万円を一晩の飲み代で使ってしまうことは、「金銭感覚が狂ってる」というのだろうか?

それとも、単に一般の人と「金銭感覚が違っている」だけなのだろうか?

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