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人と比べるのではなく自分の発達を喜ぶために

発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術

ツイッターでよく見かける人が発達障害らしいと知ったのはいつのことだろうか?

なかなか示唆に富んだツイートが多く、よく引用ツイートしていたが、この本の発売が告知され、予約し、発売を待つタイミングで、なぜかブロックされてしまった。

ブロックされることはよくあるので気にしないのだが、これほど「あの人は何を語っているのか?」が気になる人はいないので、残念ではある。

それはさておき、発達障害者について、いくつかの本をお盆休み中に読んだが、姫野桂さんの『私たちは生きづらさを抱えている』では、1人1人の取材対象者が「普通の生活」を送るために、どれだけの努力をしていたか、短い記事のなかでも垣間見ることができたが、それを丸々一冊のボリュームを割いて求める文字にしたためた本であるように思えた。

そこに書いてあることの多くは、「そこまで困ったことのない」私にとっては役に立たつことはほとんどなかったし、同じ発達障害者にといえども、それがそのまま適応されることは少ないかもしれない。

けれども、なんとか「自分なりにやっていけることはやっていきたい」「自分や死を選んでしまった人のような苦しみは、他の人には経験して欲しくない」という借金玉さんの強い意思を感じられ、特に「まるで成長してないように見えても、ゆっくりと成長している。サボテンだって花を咲かせることはあるのだから、成長の早い他の種目(人)と比べることなく、自分の成長を喜べ」という「あとがき」は
すべての人に向けた力強く優しいメッセージである。

また、精神科医、熊代亨さんの解説も分かりやすく、発達障害を理解する助けになっている。

ところで、私が発達障害に対して、興味を持ち始めたのは、風俗店勤務をしていると、ひとつの店に1、2人はそれらしき人に出会うからだ。

ひとりひとりに詳しい事情を聞いたわけではないが、どうやらその障害ゆえに、普通の仕事が就けなかったり、親ともめて家を出て、できる仕事がこれだけだったという人が多いようだ。

もちろん、風俗の仕事を否定するものではないが、「嫌だけどこれしかできないからしかたなく」ではなく、「自分の好きなことで生きていく」ために、その人たちにどのような環境があればいいのだろうと考えていて、そのヒントを探り続けているのだ。

発達障害者が生きやすい世の中は多くの人によって、より生きやすい世の中であり、少しずつでもそんな世の中にもなればいいと願う

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