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被害者が本来の幸せを取り戻すには

「ヤリすてナンパのテクニック」を考案しそれを教えるメルマガを発行している人から、ヤリすてされ、盗撮した写真をネットにあげられた(とは名言されてはないが、それらしき発言をしている)女性が、同じような被害者を出さないようにと、ツイッター上での活動をしている。

たとえば、これから一緒にナンパをする仲間を募ったり、「既婚者が女性を口説くときに法的に問題にならない口説き方を教える」と宣伝したり、あるいはナンパで引っ掻けた女性の写真を許可なくさらす行為を見つけて、警告なり、削除申請をするのは、おおいにやってほしいと応援するが、なんだか怒りの矛先が変わっていくようで心配している。

AV強要被害者支援の本を読んで、AV業界内部者での改革を行おうとしている人に噛みついたり、アフターピルと呼ばれる、避妊をせずに(あるいは失敗した)性交したあとに飲むピルがより手に入りやすくするための活動をしている人に対して、「レイプを推進する行為」と非難したり、本来なら女性の権利を拡充するために協力できそうな人たちとまで、問題を起こしている。

その人の願いはこの問題に区切りをつけて、本来の歩むはずだった人生にもう1度戻ることだったはずだ。

しかし、このような行為を繰り返していては、仲間にも恵まれず、どんなことにもケチを着けるやっかいな人と思われ、本来の目的である「ナンパマニュアル撲滅運動」にも支障が出るだろう。

何かの被害にあうことは、そのときに辛い思いをすることだけではなく、傷つけられた傷が癒えるまで苦しむことでもある。

「レイプは心の殺人。レイプされた人は一生消えない傷に苦しむ 」という言葉は、犯罪抑制の効果がどれほどあるか分からないが(レイプする人はその女性が死のうが一生苦しもうが関係なくレイプすると思うので)、かえって被害者に「あなたは一生苦しまなければならない」というプレッシャーを与えているとも言われている。

かつての日本のようにレイプであろうと処女を失った娘は嫁にいけなくなるということもなく、新しい恋をして、結婚、出産することもできるはずだ。

ずっとそのことを悔やんだり加害者を恨み続けるより、辛い思いをしたことを忘れて、なんでもなかったように生きることのほうが被害者にとっていいはずだし、多くの女性はそうやって幸せになっていると思う。

どうしたら彼女の気が晴れるのか?

そのためにできることはないのか?

それをずっと考えている。

昨日は仕事がありませんでした。

待機中に食べたランチとデザートが2004円でした。

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