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「意見を聞いた記者の多くは」と言いながら、ホントは自分がそう思っているんじゃないの?って思った件

ブログでも取り上げた

風俗営業、「性」を除けば減少の一途 年寄り増えて衰退に拍車

の記事のまとめの文章を読んで、なんだかもやもやしたイヤな気持ちになった。


意見を聞いた記者の多くは、少子高齢化や人口減少という要因も挙げながら、「良かれ悪しかれ、風俗に元気がないということは、人間に活力がないということ。景気や賃金の問題があるのだろうが、生活がどんどん質素にこじんまりしていく傾向が強まっているような気がしてならない」と話していた。

「意見を聞いた記者の多く」と書いているが、本当はこの記事を書いた人自信がそう思っているのではないだろうか?

そもそも、何人ぐらいのどんな立場にある「記者」に聞いたのか分からない。

「記者」とひとことにいっても、経済関係の取材をしている記者なのか、それとも風俗情報紙に書いている記者なのか、はたまたワークバランスや雇用問題に詳しい記者さんなど、それぞれ異なった立場があり、ひとつの現象に対して様々な意見があり、取材した記者がみんな「風俗に元気がないということは、人間に活力がないということ」と言ったとは思えない。

もしそれが事実なら、飲食店などに近しい立場の記者にだけ取材をしたのではないだろうか?

いや、本当は、この記事を書いたライターさんなのかが「風俗に元気がないということは、人間に活力がないということ」と思っているのではないだろうか?

あぁ、そうか。

この記事を書いた人は「ライター」さんで、ライターは自分の考えを書くのではなくて、取材したことを書かなければならないから、こんな書き方をしているのかもしれない。

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