Elliottの音楽制作への姿勢

2000年6月号のMeanに掲載されていたエリオットスミスのインタビュー、go figure(written by paige la gronemay)の印象的な一部分を訳しました。

http://www.sweetadeline.net/mean00.html 参考

Elliott Smith(以下ES)「以前と違って、今は可能だからより多くの楽器を加え始めた。ただ近くになかっただけなんだ。長いこと自分でレコーディングをしていて、楽器を担いでピアノがある誰かの家まで持っていくような忍耐力を持ち合わせていなかった。それでピアノとかドラムを演奏しようとしなかった。十分なトラック数がなかったことも原因かな。」

「ミュージシャンとしてのキャリアはピアノから始めたんだよね?」

ES「10歳のころ1年間のレッスンを受けただけ。でも、ギターを弾くことはピアノのレッスンから学んだんだ。だからまあ、なんとなく音符が五線の中にあるな、みたいなことを思った。ギターを演奏することに慣れるのはしばらく時間がかかったな。「shapes」っていうか…連続したものが少なかったから。…中略」

「…中略 君は穏やかな曲で知られていることに理解を示しているけれど、フィギュア8には全く違ったエッジがあるよね。」

ES「そう思ってもらえて嬉しいよ。うん、僕の最初の2つのアルバムはアコースティックだった。だけどそれはすぐに使えたからなんだ。柔らかい響きの音でアルバムを作ろうって意図は特に無かったんだけど、そういう手段が手っ取り早かった。でもそれからというもの、皆はこう考えるんだ…『エリオットスミスは自分でアコースティックギターを弾いてるから、ポールサイモンに凝っているに違いない…』みたいに。『あー、君って…』とか何とか。ちょっと変だろ。アコースティックミュージックは大好きだよ…たまにね。だけど僕は本当にフォーク畑の出身じゃないんだ。単に時々アコースティックギターを弾くだけでそう受け取られる。どういうわけか僕にはすごく内向的で繊細な男だっていうイメージがあるから、それと戦わなくちゃいけない。もし僕がとても内向的で脆いのなら、どうしてアルバムを出していつもツアーを続けていると思う?まったく辻褄が合わないだろ。(内向的で繊細を指して)便利な決まり文句だよね。」

以前エリオットは晩年にMacで音楽制作をしていたと聞いたことがあります。既知のもの以外でも、様々なスタイルで表現する彼の作品に触れてみたかったと思ってしまうのは私だけでしょうか?

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