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108キロだった頃。

未熟児ギリギリで生まれたはずなのに、いつからかぷくぷくと太りだした。なんとなく、これが理由かなというのも思い浮かぶけど、それはただのきっかけにしか過ぎず、運動不足と食べすぎが原因ということは明らか。もちろん、途中「太っている」という自覚はあった。例えば、中学の制服を買いに行ったときにXLとかそんなサイズを進められたし、洋服を選ぶ時の基準が「入るか、入らないか」であり、周りの子たちの「かわいいか、かわいくないか」という基準が全く理解できなかった。当時の私の洋服の選択肢は、学校の制服か、3Lかなにかのパジャマか、XLだか3Lのジャージの3つ。

16歳の時、好きな男の子がいて何かのきっかけでその子が体重何キロだと言っているのを知って、そう言えば私は何キロだろうと体重計に乗った。
そしたら、まさか!体重計に乗る前に見たゼロがもう一回表れて私の体重は8キロだった。

衝撃だった。
私って本当にデブじゃん!と思った。
いや、知ってたんだけどね。初めて腹落ちしたと言うかなんと言うか、とにかく衝撃だった。

その前に計った時、健康測定とかで80キロ台だったと記憶しているので、そこから20キロも太っているなんて嘘だと思った。っていうかなんでゼロがもう1回あらわれるのか・・・。そっか、108キロかぁ、さすがに痩せなくちゃいけないと思った。(もっと早く気付くべきなんだけどね)

真剣に痩せようと思って人生初のダイエットをした

・学校へ行く前にコンビニでからあげを買わない、早弁をしない、早弁したあとに校内の購買でパンを買わない

・学校帰りにファーストフード店に行かない、行ってもフルセット注文しない。

・自転車で15分くらいの距離だった通学を徒歩に変えた

・ポテチの大袋を一度に食べない

・ジュースは飲まない。お茶が水。

・ケンタッキーのファミリーサイズ(バケツ)を一人で食べない

など、独自のルールを決めた。いざ、決めてみたら、いかに自分が食べ過ぎていたのかに気づいたし、そりゃ太るでしょって納得。今、振り返ってみてもホント大食漢(笑) それだけの量を食べていたのをやめたら、最初の10キロは結構、簡単に落ちて。その後は3食の量もどんどん減らして、プールへ通ってひたすら歩いたり、地味に縄跳びをしたりと1年で52キロにまで落とした。1年間会っていなかった人たちは、私のことが分からないくらいだった。

身長157cmなので52キロでも痩せているわけではないけれど、かなり一般的な体型になったことで、それなりにデートをする相手が出来たり、着られる洋服も増えた。楽しかったけど、その反面「元に戻ったらいけない」という強迫観念が常にあった。体型に自分の思考が支配されている感じ。

その後、一番痩せていた時期は42キロくらい。一番太っていた108キロの時と比べると、まさかの66キロの差。

長くなったので、その後の体重の変動についてはまた次回。


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