見出し画像

離れる不安。Separation Anxiety

3歳の娘。2歳から小さな私設の託児所に通っていて、預けるときに泣いたのは最初の4日間だけ、残り9か月は毎日、託児所へ行くのが大好きで笑顔で通えた。3月に3歳になって4月からは地域の大きな保育園へ移動。

毎朝別れるときに大泣き、この世の終わりかと思うようなギャン泣き度で、そばで泣いてた別の子が驚いて泣き止んじゃうくらい・・・毎朝が大変だった。いざ、別れてしまえば数分でケロッとして遊んでいるとは言うのだけど、それでも大泣きの子を置いて仕事に行くのは楽しいものじゃない。

典型的なSeparation anxiety。正確にはSeparation anxiety disorder:SAD と言って分離不安障害と呼ぶみたい。ネットの説明だと【愛着のある人物や場所から離れることに対し不安を感じることの心理学用語である。生後6か月から3歳までの児童には一般的にみられる兆候であり病的なものとみなすべきではない。 アメリカ心理学会によると精神障害とされる分離不安障害とは一般的な発育過程でおこる分離不安より著しく過剰な不安感や苦痛があり、それが一定年齢を過ぎても継続する状態とされている。 】

息子の時はまったく経験しなかったので、一時的なものだと分かっていても不安になっちゃう。どんな声かけをしてもなかなか涙なしではバイバイができず、試行錯誤する中で7月からは私の起床を30分早くして、朝の支度を8時に完了。8時から8時半前までは私が娘とじっくり遊ぶ時間にした。息子は7時半には学校へ向かうし、夫も8時前には家をでる。だから8時から20~30分間はまるっと私と彼女だけの時間。お絵描きしたり、小麦粘土したり、折り紙やったり、ままごとしたり、時には一緒にTVを見るだけのときもあるし、NHKの教育番組をみて一緒に踊ることもある・・・そんな風に過ごしたあとで、保育園へ行くと涙なしでお別れできる日がぐっと増えた。週に1~2回は涙の日がある、そんな感じになったところで、1か月の休暇(夏休み)をとってアイルランドへ行った。1か月まるっと一緒に過ごしたので7月の努力が無駄になったかな~と思ったら、そんなことはなく、9月の最初の1週間ほどは涙出ちゃったけど、ここ1~2週間はとても落ち着いている。笑顔でぎゅうううっとして、ハイタッチして「Have a good day. I love you」とバイバイができる。

成長した証拠だね。目の前にいて、日々接していると日々の成長に気づくのは難しい時もある。でも確実に少しづつ成長している。

I am so proud of you (あなたは私の誇りだわ)と声をかけると、満面の笑みでI am so proud of you, tooと返してくれる。嬉しいなぁ。

育児って育自。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?