三浦 希

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「気持ち悪くない愛」なんてものは無い。

愛は気持ちの悪いものです。そもそも愛情表現の最たる例、「セックス」なんてものは、世に在る愛情表現全般においてもっとも気持ちの悪い、気持ちの良いことでしょう。粘膜交換。粘る膜が交わり換わるわけ、です。交え換えるわけです。気持ち悪いったらありゃしないでしょうよ。

性交への豪速球的嫌悪をぶつけまくりたい訳ではない。そもそも「愛」ならびにその表現方法は、あらゆるものがおしなべて気持ちの悪い体裁を取ります

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夏の雑記

「暑い」しか無い。「芋の水割りください」と「ハツ、カシラを塩で二本ずつ」のみ、週末発した言葉を覚えています。それ以外、頭の中にはずっと「暑い」がへばり付いていて、それこそ汗で身体に引っ付くTシャツの一枚みたいで気持ち悪かった。 今もそう。朝も昼も夜も全部「暑い」の思想に依って生きてる。

夏になったんです。誰がなんと言おうが、もう夏だ。「最高気温 32℃」の表示に恐れおののき、クーラーの無い部屋で

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なんでもない日、ベランダにて。

室外機から吹く風にTシャツの袖が揺れ、灰皿に置いたタバコがするっと床へ落ちました。畳一枚分のベランダにて一人、普段吸わないキャメルライトをぷかぷか吸っています。今日は日曜日らしい。昨日土曜の記憶は深い酒にずるっとすべて流れて、涼しい昼下がり、それらを思い出そうと寝癖頭を掻き毟ります。何も思い出せない。

今日はこれから何をしよう。よく分からんエッセイ集を読んでみた。「何も言ってないよ、これ」と独り

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「うまく言えないこと」と連れ合う必要性。

うまく言えないこと。眼前に出されたチャーハンの旨さを、言葉でちゃんと表現できない。コンビニの店員、釣り銭を上からジャラッと落としてきたのは一体何の表現だったんだ。好きな子の舌にピアス穴が空いているのを知った時、どうしよう。ガトーショコラの、あの「モッサリ感」と言うか、「ギッチリ感」と言うか、あれを何と呼べば的確なのか、てんで分からん。

それぞれ、この世には「うまく言えないこと」というのがあります

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感謝して、感謝して、擦り切れるまで感謝しよう。

「人は一人で生きられない」なんていうのは、よく出来たもんでございます。四半世紀をやっと生き延びられた僕には、もっとも「感謝」の二文字くらいしか浮かびません。

金が無く困ったあかつきには『飲み代くらい俺が出すよ』と言ってくださる友達がおり、どうしようもなく酔っ払った手前ごときに、肩を組んでくださる友達がありました。『金のことなんかまったく気にすんなよ。馬鹿か』などと笑いながら高らか、酒に俯く僕をげ

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自分で「駄文です」なんて、口が裂けても言うなよ。

一億総クリエイター時代。どんな人間も、文章を書いてそこらへ発表でき、写真を撮って世に知らしめられるようになった。最新スマートフォンのカメラ機能は、今や一眼レフカメラに勝るとも劣らないほどのクオリティになったと言う。

僕には写真がわからない。日の丸構図しか知らん。手前の物にピンを合わせてシャッターボタンを押せば、何やら奥の風景がぼやけてくれるらしい。僕はよく知らん。だからあまり大きなことを言えない

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