フリーランスのみなさま、嫉妬はいい加減やめにしましょうよ。

 嫉み妬み。気になるアイツが作品を発表し、みんなから称賛されている。友達が『書きました!』なんて言っているのを見て、何とも表現しがたいモヤモヤを胸に抱えてしまう。「俺だって…」「私だって…」とか言いながら、自分のWorksに目を向ける。あんまり大した仕事ができていないのを実感しつつ、身の回りとのギャップに悶え、苦しみ、ゆくゆくその気持ちに「怒り」のラベルを貼ってしまう。ただの報告を、マウンティングだと思ってしまう。『いや、「書きました!」って、自慢かよ』とかいうのをふつふつ思ってしまう。

 幾度となく、そういう人間を見てきた。困ってるんだか、苦しんでるんだか、きっと彼ら自身もよくわかっていないのだろう、と思う。もう、やめにしませんか。それ。ダサいです。ダサいダサい。すげえダサい。やめた方が良いです。

 やることをやっていれば良いじゃないですか。自分ができる範囲で。アイツがどうこうは関係ないですよ。じゃあ、やれば良いんです。今やれば良いじゃないですか。「ライター」を名乗るなら、遠くもない彼らに取って代わるくらいの文章力を付けたら良いじゃないですか。何をそんなにウジウジしてるんですか。

 ネガティヴな気持ちに飲み込まれ、本来なら内に向けるべき矛を外へ外へ。自らのケツに火をつけるどころか、多方面への嫉妬の炎に油を注ぐ。届きもしない切っ先を、むしろ届かせない方が良いと思いながら、隠すようにしつつも彼らへ向けてしまう。手を止めて。足も止めて。何してんですか。

ヘルシーに行きましょうよ。「うわー!すげえ!俺ももっと頑張ろう!」で良いじゃないですか。「私ももっと頑張って、あの人と同じくらい有名になりたい!」で良いじゃないですか。嫉妬なんてしてる暇あったら、自分のこと考えましょう。人の人生を生きる暇、まったく無いです。嫉妬はいい加減、やめにしましょうよ。

頂いたお金で、酒と本を買いに行きます。ありがとうございます。