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火床から





京都市、大文字山( だいもんじやま )です。





火床( ひどこ )という、大の字が書かれている所まで行きました。










麓にある道を進むと、





銀閣寺に着きました。




また紹介ができればと思いますが、銀閣寺の庭園は美しくて、世界文化遺産に指定されています。










大文字山一帯には、森が広がっていて、







林野庁によって作られた、世界文化遺産貢献の森林( もり )と書かれた看板がありました。

以下、看板に書かれている内容です。


京都市内には、世界文化遺産に登録されている社寺など歴史的な木造建築物が数多くあります。こうした社寺等に隣接する森林は、古都京都の景観を形作る上で大きな役割を果たしています。

また、これらの建築物を後世に守り伝えていくためにには、桧皮( ひわだ・屋根材として用いられる、檜の樹肌の表皮のこと )など修復用資材の確保や一般市民の方々に森林と文化財の関わりを理解していただくことが重要となっています。

このため、ここ銀閣寺国有林を含む市街地周辺にある国有林を「 世界文化遺産貢献の森林 」として設定し、古都京都にふさわしい森づくりを進めています。




林野庁が進めようとされている「 古都京都にふさわしい森づくり 」というのは、どのような森林なのか、後ほど紹介をさせてもらいます。














森を歩いていると、この木がたくさん生えていました。




樹肌は迷彩模様をしていて、




痩せた岩場の上に、よく生えますが、

最近は、





鹿によって、よく樹肌をめくられています。

樹液が、鹿たちにとっては美味しいようです。

木は、令法( りょうぶ )という名前です。





それから、森をしばらく歩くと、





森が明るくなって、赤松がたくさん生えていました。

京都のまわりの山々の森には、今から60年くらい前までは、赤松ばかりが生えていました。

赤松は、元来は岩山に自生をしていて、痩せ地を好みます。

昔の人々の生活のエネルギー源は、すべて木々を伐ることによって得られる薪( まき )や炭( すみ )から得ていました。

昔からたくさんの人が住んでいる京都のまわりの山々は、その薪や炭を得るために、たくさんの木々が伐られつづけ、ほとんどは森とはいえないような、明るい原っぱと、松がちらほらと生えている場所でした。

そのような過去から、今、林野庁は、古都京都にふさわしい森づくりとして、森の木々をたくさん伐って明るくし、赤松が元気に育つような明るい松林を復活させようとしていました。




部分部分ではありますが、たくさんの若い赤松が元気に生えている森は、今の日本ではほとんど見られなくなった光景なので、なんだか珍しかったです。




しばらく歩くと、





鹿が増えてきたので、鹿が入れないようにした防鹿柵が作られていました。



ふと気配がしたので、振り返ってみると、



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