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縛りプレイ

日常に飽きてきて縛りプレイを楽しむようになった。
初めての試みだったがなかなか愉しい。
こんなことならもっと早くに試みれば良かったとさえ思える。

とはいえいかがわしい話ではない。
私的には現役だと思っているがそっち方面の趣味はない。
毎日の散歩の話だ。

基本的には朝の日課なのだが、用事があって出掛けなければならない日は出掛けた先で散歩を楽しむこともある。

行ったことのない場所で行ったことのない道を行くのはとても楽しい。
その延長線上ともいえる縛りプレイだ。

例えば右の道を散歩しようとしたとする。
その道が突き当りになるまで延々その道を進む。
そういう縛りでの散歩を楽しんでいる。
すぐに突き当たりになることもあれば、行けども行けども道が続いていることもある。
帰りも当然その距離を歩かなければならず、今までは手ぶらで散歩していたのに、最近では飲料水を買ったり帰りは交通機関を使ったりするために小銭程度は持って出かけるようになった。


しかし時折困ったことが起こる。

この時は妙な勘違いでずいぶんと歩く羽目になった。
というのも地下鉄の駅1つ分くらいなら歩いてみようと思ったのが事の起こり。
実際には目的地まで駅は4つほどあり、結果的に10kmほど歩くことになってしまい、最早散歩の域は超えてしまっていた。
地下鉄沿線を歩いていれば気が付いたのだろうが、少し離れた川沿いを歩いていたから気が付かなかった。
知らない土地ではこういうことが起こるから気を付けないといけない。

先日も外出先からこの散歩を始めた。
私の住まいは京都市内で、この日の出先も京都市内だったのだが気付けば滋賀県内に入っていた。
万が一この道が国道一号線にでも繋がっていたとしたら、お江戸日本橋まで行くことになる。
さすがにそれは無理な話で、途中で断念した覚えがある。

いつかどこかで三条大橋からお江戸日本橋も楽しんでみたいと思うが、ただ多分一本道じゃないような気がするんだよなぁ。


この道はこんな場所に繋がっているんだ。
など色々と発見があったり、本当に突き当たりで戻らなければならなかったり、どなたかのお宅の裏庭に紛れ込んじゃったり、神社の境内に繋がっていたり、時には電波状態が良くなく自分がどこにいるのかも分からなくなることがあったり、徐々に山を登っているんじゃないかと思えるほど坂道を上ることもある。
散歩の楽しさ倍増だ。
もう少し涼しくなればもっと散歩が楽しめそうだ。

暑さ寒さも彼岸までと言うが、彼岸の入りまであと9日 (中途半端) 。
残暑にめげず皆さん頑張りましょう。


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