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途上国の若者100人100通りの夢。1人目は、希望を教えてくれたバングラデシュの青年シャフィ。彼の夢を全力で応援したい!

昨日noteにも書きましたが、なんと、ZOZO前澤さんの《100万円お年玉》に当選しました!

「途上国の若者100人の夢、1人1万円で100通りの夢を応援したい」

こう思ったのは、途上国の若者たちが夢に挑戦し、それを叶えていく姿を見てきたからです。

今回は、私が応募するときに頭に思い浮かべた、バングラデシュの青年シャフィの話を紹介させてください。

「家族を幸せにするために、どうしても大学へ行きたい」

彼と出会ったのは2013年。バングラデシュの農村チャンドプールの公立高校に通う高校生でした。当時、彼のお父さんが病気がちになり、高校を卒業したら農家の仕事を継ごうと思っていた彼に、お父さんは反対します。

「お前は頭がいいのだから、ぜひ大学に行きなさい。それはお父さんの夢でもあるんだ」

彼は一生懸命勉強しました。ただ、彼の暮らす村には満足に勉強できる環境がありません。家には満足な灯りもありませんでした。

家に電気がないから街灯の下で勉強する。彼はボロボロになった教科書を片手に、毎晩遅くまで必死に勉強しました。

「シャフィの夢を、応援したい」

私が今代表をしているNPO法人 e-Educationは、彼のようなバングラデシュの貧しい高校生の大学受験を応援するために、有名予備校講師の授業をDVDにして届けました。日本でいう東進ハイスクールのモデルです。

彼は毎日DVDで学習し、成績は一気に伸びていきます。

そして迎えた大学受験本番。彼は、バングラデシュの難関国立大学であるジョゴンナ大学に見事合格しました。

シャフィのような学生1人が、私たちの映像予備校に通うコストは1年間で1万円もかかりません。1万円あればバングラデシュの貧しい高校生たちの夢を応援できるのです。

「今度は、僕たちが助ける番だ」

2017年8月。バングラデシュを震撼させる大事件が起こりました。ロヒンギャ難民事件です。

ミャンマーでの争いから逃れ、バングラデシュに避難してきたロヒンギャの人たち。1ヶ月後のの9月には40万人以上が母国を離れ、満足な支援を受けられないままギリギリの状態で生活していました。

「彼らを助けたい!今度は僕たちが助ける番だ!」

そう言って立ち上がったのは、e-Educationの卒業生たち。大学生になった彼らは支援を受ける側から、支援を届けるリーダーへと成長していました。

シャフィもその一人であり、一緒に緊急支援活動を開始しました。クラウドファンディングで資金を募り、ロヒンギャ難民キャンプへ2000人が2週間暮らせるだけの食糧を届けました。

当時の活動の様子は、NHKのドキュメンタリー番組『明日世界が終わるとしても』で放送されました。今もNHKホームページやFacebookページでショートバージョンの動画を視聴できますので、良かったらぜひご覧ください。

▼NHK公式ウェブサイト『明日世界が終わるとしても』

▼NHKオフィシャルFacebookページ『NHK HUMAN』

シャフィの夢は、終わらない

難民キャンプでの活動を通じて成長したシャフィですが、彼の夢はまだまだ続いています。

「僕は、地元の人たちが手本としてくれるような人(ロールモデル)になりたい」

そういって彼は大学院へ進学した後も、週末になると片道6時間の距離を移動して地元に戻り、後輩たちの受験をサポートしています。

「大学受験の合否で人生は決まりません。でも、受験で一生懸命夢に向かって頑張ったことが今の私の支えになっています。みなさんが社会を変えるリーダーになれるよう、私も応援するので一緒に頑張りましょう!」

シャフィの想いは後輩たちへ届き、これから彼のような若者がどんどん増えていくようでしょう。シャフィの夢は、まだまだ続きそうです。

最後に

もし1万円あれば、シャフィは一体どんな夢に挑戦するでしょう?

考えただけでワクワクしますし、今度会った時に《夢を叶えるお年玉》を渡してきます。

これが1人目の夢。あと99通りの夢を応援できることが本当に嬉しく、ぜひ皆さんと一緒に途上国の若者たちの夢も応援したいです。

私もe-Educationの活動を通じて応援したい若者がまだまだいっぱいいますが、e-Educationの活動だけでは届かない途上国の若者の夢もぜひ応援したく、また応援したいという日本人の方のお役に少しでも立ちたく、残り99万円を活用したいと思います。

もし共感いただける方、一緒に途上国の若者たちの夢を応援してくれる方は、ぜひ私のTwitterアカウント(@3_wa)をフォローし、以下のツイートをRTしてください。どうぞよろしくお願いします!


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