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色づくお金の使い方。想いを込めて信頼できる人へ託す《寄付》のススメ。

昨日、『お金ほど、使う人や使い道で大きく価値が変わるものはない』という記事を書きました。

「無色透明なお金が、いつどこで色付くのか」

ZOZO前澤さんのお年玉企画に当選して、たくさんのコメントをいただき、お金の価値について改めて考えることができました。

昨日はちょうど #寄付宣言 キャンペーンの日であり、私も日本国内の課題可決に挑戦する3つの団体に寄付しました(お年玉は途上国の若者たちのために使うと決めており、今回は個人で寄付しました)。

なるほど、確かにお金が色が灯る瞬間を見れた気がします。

お金に想いを込めて託す寄付という使い道

「なぜ途上国なのですか?日本国内の問題に関心はないのですか?」

国際協力の仕事をしていると、よくこんな質問をいただきます。

私にとって途上国の人たちと日本の人たちに大きな差はなく、厳しい状況でも夢を諦めない途上国の若者はぜひとも応援したく、今の仕事を続けています。

ただ、改めて日本の問題に目を向けてみると、恥ずかしながら知らなかった課題も多く、胸が締めつけられます。

でも、身体は一つしかなく、全部の問題を一度に解決することはできません。悔しいですが。

だから、想いを込めて託す《寄付》という手段を私は選びます。

「アルバイトしながら日本で暮らす留学生の問題を知ってほしい」
「日本で過疎化が進む地域の子どもたちにも、最高の教育が届いてほしい」
「LGBTに悩んでいる人たちが、ありのまま生きられる社会になってほしい」

こういった想いを込めて、私は信頼できる人たちに少額ですがお金を託しました。

これが、途上国で働く私ができる、日本の課題解決に貢献する方法です。

寄付先に選んだ3つの団体の紹介

今回、私が寄付したのは、認定NPO法人難民支援協会(ニッポン複雑紀行)NPO法人eboard認定NPO法人ReBitの3団体です。1団体ずつ、紹介させてください。

まずは認定NPO法人難民支援協会。昨年『ニッポン複雑紀行』というオウンドメディアを立ち上げれました。「ニッポンは複雑だ。複雑でいいし、複雑なほうがもっといい。」というコンセプトのもと、日本の移民文化や移民事情など複雑な課題をわかりやすく丁寧に発信されています。中でも『被災地で炊き出しに取り組むムスリムたち話』は私も初めて知り、イスラム教の人たちのイメージが変わった方も多かったのではないかと思います。

編集長の望月くん(@hirokim21)も本当に素敵な方で、彼の書いた(または編集した)文章はいつも心に響きます。昨年、ロヒンギャ難民の取材を少しお手伝いしたのですが、目の前の人たちへ真摯に向き合う姿勢には感銘を受けました。別メディアの記事にはなりますが、彼が魂を込めて書いた記事『私が生まれた地球には、私の属する場所がない。ロヒンギャ青年の証言』は一人でも多くの方に読んでいただきたいです。

今回の寄付は、『ニッポン複雑紀行』の運営基金として寄付しました。これからの記事も楽しみにしています。

続いてNPO法人eboard。お金がない、塾に行けない、学校に行けない…そういった厳しい環境にいる日本の子どもたちのために、質の高い映像授業を届ける活動をされています。私たちe-Educationは途上国で映像教材を活用した教育支援をしており、勝手ながら兄弟のように思っている団体です。

また、大好きな代表・中村さん(@koichi_n)も少し紹介させてください。彼は大手外資企業を退職され、日本の教育課題を解決するためにNPOをゼロから立ち上げられました。自分でWEBサービスを開発しただけでなく、ほとんどの映像教材を中村さん自身で作られ、Khan Academyの創業者サルマン・カーンの日本人版だと、またまた勝手に慕っています。

途上国の教育支援ならe-Education、日本国内の教育支援ならeboardと言ってもらえるよう、学びをあきらめない社会を目指して、これからも一緒に頑張りましょう!応援しています!

最後は認定NPO法人ReBit「LGBT問題の今を変える、10年後を創る」という理念を掲げ、LGBT成人式などユニークな活動を通じて、セクシャルマイノリティーに悩む全ての人たちが、ありのままイキイキと暮らせる社会の実現を目指して挑戦を続けています。

昨年の秋、アメリカのサンフランシスコを訪れた時、LGBTの人たちが集まるカストロ通りを訪れました。虹色の横断歩道をはじめ、街中が本当にカラフルで、素敵な笑顔をたくさん見ました。温かい気持ちになると同時に、日本との違いに少しショックを受けましたが、ReBitならきっとカラフルな社会を作ってくれると信じています。

ちなみに、ReBit代表のやっくん(@yakun28)は大学の後輩で、創業時からの付き合いになります。感情が豊かで、常に真っ直ぐな彼を見ていると、「有りのまま」であることの大切さをいつも感じます。これからもやっくんらしい、ReBitらしい挑戦、楽しみにしていますね。

最後に

いかがでしょうか?少しは参考になりましたでしょうか?

こうやって振り返ると、どんな活動をしているかだけでなく、どんな人が挑戦しているか、も凄く大事だなと改めて思いました。

直接会ったことがなくても、WEBサイトに綴られた想いに触れたり、取材記事や活動動画などを通じて、どんな人が挑戦されているか、確認してみると参考になるでしょう。

想いを込めて信頼できる人にお金を託す《寄付》良かったらぜひご一緒に。

おまけ

せっかくなので、私たちe-Educationの活動が分かるWEBサイトや活動動画のリンクも紹介します。途上国の若者の夢を応援したい、途上国の教育格差を解決したい、という想いに共感いただける方は、ぜひ私たちの活動も応援していただけたら嬉しいです。

▼NHKドキュメンタリー番組『明日世界が終わるとしても』で、活動国の一つバングラデシュの取り組みを紹介いただきました。

▼ICC カタパルト・グランプリに登壇した際のプレゼン動画になります。ありったけの想いを12分のプレゼンに込めました。

e-EducationのWEBサイトです。創業時から現在までの取り組みを1ページにまとめました。良かったら上の動画と合わせてぜひご覧ください。


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