あなたのプレゼンテーションを高速で改善するためのフレームワーク「KPT」
昨日はプレゼンテーションを磨く方法について、「スマホ」活用法をご紹介しましたが、今日はその続きです。
「スマホ」で撮影した動画を、どのように活用したら良いのか?「KPT」というフレームワークをご紹介します。
プレゼンはすぐに完璧にはならない
その前に前提の話から。
プレゼンテーションを磨こうとして、練習を始めたとします。スマホを活用して1回、2回、と回数を重ねて、どれくらいで完璧になるでしょうか?
3回?5回?何回試しても改善点はきっと見つかることでしょう。以前カンボジアで3日間に渡る研修講師をしたことがあるのですが、10回練習しても参加者全員が自身の改善点を発見されていました。
私も同じです。やればやるほど改善点が見つかり、前にできていたことができなくなることだってあります。Aを意識したらBができなくなり、Bを意識したらAができなくなる。こうなるとどこから手をつけていいのか、わからなくなってしまいます。
あなたなら、この状況をどうやって突破しますか?
改善のフレームワーク「KPT」
ここから本題です。
プレゼンテーションの動画を見て、自身の改善点を探す時、私は「KPT」というフレームワークを活用しています。
Keep(現状維持で良いもの)
Problem(課題だと思ったこと)
Try(次回改善すること)
こちらの頭文字を取って「KPT」です。プレゼンの動画を見て振り返る時、どんな視点で見たら良いのか忘れてしまうことがあったのですが、この「KPT」を意識するようになって、ずいぶん変わりました。
スマホの動画を見ながら、紙やパソコンのメモに「KPT」を書き出し、時間が許せばすぐにもう一度プレゼンに挑んでみる。プレゼン→KPT→プレゼン→KPTを高速で回転させることにより、今まで以上のスピードでプレゼンを磨くことができました。
一つだけコツをお伝えすると、Try(次回改善すること)は少ない方が良く、1〜2個程度にして、それができるようになるまで徹底的にやり込みます。例えば「えー」という詰まった時の口癖を直したければ、そこだけを意識しながら次回挑戦して、Keepになるまで繰り返す、というイメージです。
最後に
昨日からの繰り返しになりますが、プレゼンテーションを磨く唯一の方法は練習です。一回練習しただけでプレゼンが完璧になることはなく、何も意識せず数を重ねても成長は期待できません。
だからこそ「スマホ」と「KPT」を使って、高速で改善するリズムをつくる。これによって、あなたのプレゼンは短時間で劇的に磨けるはずです。
これから人前でプレゼンする機会のある方はぜひ実践してみてください。私も実践し続けます。
良かったら、ぜひご一緒に。
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