築100年の古民家を買ってDXしてみる(追記中)
古民家について
2022年に古物商の事業を始めたことから、商品在庫を保管するための倉庫を探して見つけた物件です。
去年の11月に購入して一部をリフォームしたら他のことにも利用したくなり、シェアスペースとして開放しつつIoT・DXのテストフィールドとして既製品やこれまで開発してきた自社製品を使ってDXに取り組んでいます。
レンタルスペースとしての利用の詳細は以下のURLをご参照下さい。
自社開発のデバイスについて
NanoPi NEO2の入出力に回路を追加して補完し、より安全に信号の入出力ができるようにしたデバイスです。
これを用いて様々なセンサーのデータやスイッチの入切を遠隔で監視できるようになっています。
DXしたこと一覧
リモートで鍵の受け渡し
対面での鍵の受け渡しを不要にするため、リモートで鍵の受け渡しが可能となるスマートキーボックスを導入しました。
遠隔で操作するためにはWi-Fi接続のモジュールが必要なのであわせて購入しています。
FeliCaによる入退場管理
2018年にしまねソフト研究開発センターの助成金を活用して開発したカードリーダーを用いた出退勤管理システムを利用し、スタッフや利用者の入退場履歴を管理できるようにしました。
監視カメラ映像の配信
監視カメラの映像をサーバーに取り込み、古民家の様子をオンラインで視聴できるようにしています。
配信時間は9時から19時までで、右や左にイベントなどの広告を表示できるようにしてみました。
やり方としては、監視カメラのHDMI出力をUSBに変換して映像を取り込み、OBSというソフトウェアで配信しています。
玄関入口の通過回数を計測
2023年に入って自社開発している前述のIoTデバイスを使った通過量の監視装置を設置してみました。
黒い箱を向かい合わせで設置し、その間を人が通過した時間を記録します。
センサには以下のものを使用しています。
投光部から光を出して受光部で光を受ける仕組みで、その光が途切れると間を人が通過したと認識できるものです。
投光部には12Vの電源が必要なのですが、近くにコンセントが無いため単3乾電池を電池ボックスに入れて使用しています。
扉の開閉を監視
普段利用しない裏側の扉にドアスイッチを取り付け、前述の自社開発IoTデバイスで信号を取り込み、扉が開閉されるとメールが送られてくるようにしました。
購入したドアスイッチは以下です。
各種データの確認
デバイスで取得したデータをリモートで監視できるようにWebページを作成しました。
LEDランプの定時点灯
スマートプラグを使って、夕暮れから一定時間玄関に設置したLED照明を点灯させるようにしています。
スマートリモコンによる照明・エアコンの遠隔操作
スマートリモコンを使って、室内照明やエアコンの操作ができるようになっています。
設置は色々あって少し強引...😅
スマートスピーカーによる音声操作
Googleホームを使って、スマートリモコンに音声で指示を出して室内照明やエアコンの操作ができるようになっています。
利用者問い合わせ用パソコンの設置
電源を入れると自動ログインし、利用者が専用のURLでオンラインミーティングを立ち上げて問い合わせ対応ができるようにしました。(追記中)
設置パソコンの遠隔操作
設置している全てのパソコンにTeamViewerという遠隔操作ソフトウェアを導入してあり、遠隔で利用者の操作支援が行えるようになっています。
水耕栽培キットの設置
屋内で植物を育てられるよう水耕栽培キットを設置してみました。
種を撒いて1週間経つと芽が出始めました。
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