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可愛いとは。

大学の時に買ったベージュの甘めのワンピースを思い切ってお嫁に出しました👗🤍

学生時代ってなにかと かわいい を求められたり、求められていなくてもその言葉を欲してしまう時があると思う。ナンパしてきた2人組の殿方がかわいい友達の方しかみてなかったりね。
そんな失礼な人たちの目線や言葉なんて気にしなくていいのに、ティーンエイジャーの心ってすごく弱い。
受験を終えて、体も心も成長して、自立した大人への階段をのぼってるときの他人からの目ってとても怖かった。私が奥二重とか色々なコンプレックスの重荷を(勝手に)背負い込みながらゼェゼェ登ってる階段を かわいい 女の子たちはニコニコキラキラの笑顔と時には不機嫌も許されて、色んなメンズにエスコートされながら涼しい顔で登っていってるようだった。

そんなこんなで低すぎる自己肯定感のおかげで私の かわいい への執着はとても強かった。今では症状も落ち着いたが、それが原因でか統合失調症になったりした。アイテープをしてカラコンをつけて、花粉症なのにマツエク200本したりして。今は締め色をほとんど使わないのに、あの時は締め色を全体に塗る勢いで使っていた。あの時の私にあったらおまえはそのままで素晴らしいぜ、悪口を言う人からは距離を置こうぜ、と抱きしめたい。

そんな時に買ったベージュの膝丈ワンピース。骨ストでもパフスリーブが可愛く着られる!?と購入。Free's martです。(他の手持ちのワンピたちのリボンも花柄もいいけど、こういう素材の組み合わせがたのしいお洋服もいいな)て思えるきっかけをくれたお洋服。買った後にスネを大怪我してしまい3回くらいしかきていないけど、ずっとハンガーラックで出番を待っていた。

そして購入から3年。あきや先生の著書のおかげでやってきた自問自答の機会。
まずはベージュを取り入れたい日の制服を考えよう。私はベージュ女子への憧れがひとしお。
前述した私の学生時代、ベージュ女子がめちゃくちゃモテていた。今もそうかもしれないけども。ベージュを着こなせる女子になりたい。
どんなベージュ女子がいいかしら。と考えた時に
「暖かみを感じるベージュを着た上で凜としてて意見がしっかり言えそうで気品があって芯が強そうだったらものすごいのでは…?」
と閃いた(短くまとめる力はまだない)。
たくさんベージュ〜オフホワイト系の服はあるけどどれが今の私の閃きにぴったり合うかな?これを着てお出かけしたいかな、と思った時に、選んだのは先ほどのワンピースではなく

・ベージュのニットorヴィンテージのサテンシャツ
・ブラウンのタイトスカート
・ブラウンのアームウォーマー

の組み合わせだった。自分でも意外だった。だってリボンもフリルもなくて、色味は優しいけど今までの私と比べるとすごく直線的で、アクキュに寄せていた時期の私に見せたら「盛りが足りない!」と一喝されそう。

もちろんワンピースにも袖を通した。しかし、

・ウエストラインがニットのタックで隠れて着膨れしてしまう
・パフスリーブが甘め
・将来的にクーカジュ綺麗めモードおねえさんorクラシカルなレディを目指したい(自分の意見を伝える力と聡明さマシマシな感じで)

フワフワで砂糖がいっぱい入ったカフェオレみたいな淡色女子も大好きだけど、なりたい、自分にしっくりくる、を踏まえると今の気分は凛としていて、自分の意見をはっきりと言えて、ヴィンテージのティーカップと紅茶が似合う笑顔が素敵な女性を目指したいから。私の制服はこれにきめた。

といった感じだった。もちろん嫌いになったわけではない。そうではないけど、あのとき何を言われてもヘラヘラしていた自分を受け止めた上で、未来の新しい芯が強くてかわいい私に出会いたいから。もっとこの服のかわいいのイメージを求めてる人にたくさんきてもらって欲しいから。お嫁に出しました👗🤍たくさん使ってもらってね☺️

記念すべき制服第1号。フリルを使った甘めのかわいさではないけれど、今と未来の私にぴったりな 新しい可愛い が私を前に進めてくれる気がする。たまに過去の辛い出来事を思い出して歩みをとめてしまうこともあるかもしれない。でも少しずつ自信が持てるようになったから。好きな服を楽しく着る力をもつための努力をしているから。私はきっと大丈夫。そう信じている。

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