マティーニグラスについて、語らせて頂きます。

みなさまこんにちは。
緊急事態宣言も終わり、ようやくバーでもお酒が楽しめる様になりましたね。

本記事では、お酒やカクテルをより楽しみ、充実した時を過ごすヒントとなるような読み物を目指して参ります。

今回お送りする特集記事の第一弾、【マティーニグラス】について。

休業中、弊社はスタッフトレーニングに力を注いで参りましたが
今回は東京・湯島にある『木村硝子』の専務、木村祐太郎さんをお招きしてのグラス検証を行った際のお話。

試したカクテルグラス、その数なんと約30種類。

協会のカクテルコンペで使用されるような小ぶりなグラスから
アメリカンサイズの大ぶりなカクテルグラス
デザイン性の強い華奢で美しいグラス
頑丈そうな分厚いグラス・・・

沢山ご用意頂きました。

同じレシピのマティーニを注ぎ分け、どの様な味わいの変化があるのかバーテンダー全員で検証していきます。

ちなみにレシピは
40㎖　タンカレー
10㎖　タンカレーナンバーTEN
８㎖　ノイリープラットドライ
2dash ノールドオレンジビター

オリーブとレモンピールも、です。

グラスの傾斜、口径の大きさ、厚さがポイントで
アルコール感が強く感じられたり、
苦味が感じられたりジンの甘みが出たり、
ベルモットのハーブ感が強く出たりするのですが、

暫定ナンバー１マティーニグラスはコチラ。

三組S3です。
ジンとベルモットのバランスが良く華やかで、複雑。
アルコール感も心地よく感じられました。
外見も美しく、液体の細部まで繊細に映し出してくれます。

続いてこちらもクラシックなマティーニにはうってつけ。

ファンクXY 3オンスカクテルグラス。

三組S3と容量や口径サイズはほぼ同じですが少しだけグラスが厚め。唇にあたる部分がすこーしだけ開けているため、舌の表面全体にトロっと液体が広がり、雑味が無く、バランスの整った味わいになります。

そして意外と？！良かったのがこちらのグラス。

シュピゲラウビノグランデマティーニ6-4/5oz。
写真では伝わりにくいのですが、コチラのマティーニグラス、大きいです。
三組とファンクの容量の倍あります。そして口径も広く、まっすぐ。

アメリカンサイズのカクテルグラスは甘みが強く出る傾向があります。

同じ液体でもグラスで味わいは変わります。
みなさまのお気に入りのバーではどんなカクテルグラスでマティーニが提供されていますか？

ぜひグラスにも注目してみて下さいね。

ご自宅でカクテルを作られる方や、お酒が好きなお友達にグラスのプレゼントも喜ばれるかと思います。

普段使うグラスからもう人段階アップデートして、素敵なひと時をお過ごしください。