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舞台「セールスマンの死」を見てきた(ネタバレあり)

舞台「セールスマンの死」兵庫公演見てきました。
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私にとっては今日が最初で最後の1回切りの観劇。
しっかり目に焼き付けてきました。

基本、林遣都さんファン目線の感想です。
こういう作品だったっていうんじゃなくて、私はこう感じたっていう個人的な感想です。それは違うと思うとかは知りません(笑

まず、演出がとにかく好みだった。
席がよかったというのもあるけど、セットがいちいち動いて目の前にくるので、とにかく見やすい。
メリハリがあって、話の切り替えもわかりやすい。
音楽もよかった。移動の仕方も洒落てた。
舞台上にいる人数が少ないので、台詞をしゃべってる人を見てたらまわりの人の動きを見逃したっていうことがなく、
目の前でしゃべってる人を集中して見てたらいいので、気が散ることなく話がすんなり入ってきた。

そして役者さんたちが、全員すばらしかった。

普段テレビドラマで見るたびすごいと思ってた段田さん主演ということでとても楽しみだった。

段田さんと鶴見さんと高橋克実さんが3人で舞台上にいるときは
なんだかすごいもの見れてるのが嬉しくてニヤニヤしてしまった。

段田さんさすがだった。一言で引き込まれる。

遣都くんは段田さんの後ろにいること多かったので、「この演技、正面から見れてないのね。見たいよね。いいでしょー。」と思いながら見てた。

保奈美さんは美しい。
ノースリーブ着れるのすごっと、俳優さんなんだから美しさキープしてるのも当たり前なのかもしれないけど、それでもやっぱり美しかった。
声質が高いのかな。舞台用の大きな声だとちょっと気になったけど、話すトーンやテンポを意識してるのかな。それも和らいでた。

福士さんはね、かっこいいね。色気があるよね。
心の優しい役だったね。
そんなにクセがなくて、すんなり役に溶け込んでるというか。
ほんとにそこにその人が自然に存在してる。
こんなに苦しい役を毎日演じながら、音楽活動も同時にやっててすごいな。
切り替えられる方なのかな。

この顔面にこの色気にこの演技力を持ってたら
多くの人が目にするテレビドラマではまり役をやったら、すごいことになりそう。(ご本人の意向はそっち向きじゃないのかな。)

遣都くんはね。見るたび、別人。
ものすごくハッピーらしかった。
動作も大きく、抑揚のあるテンポのいい話し方。
表情もかなり豊かだった。
いい加減なこと言ってるしやってるんだけど、それでも家族のバランスをとろうと必死に言葉を繰り出してる。
ハッピーとしての立場での優しさ、愛情、自分自身を保つための行動言動。
遣都くんの真面目な性格で、あの軽さというか軽やかさというかそれを出せてるのはすごいと思う。
遣都くんのままで演じてると、ハッピーはもっと苦しい人に見えそう。
ハッピーはちゃんと芯からハッピーだった。
作品全体のバランスをとる意味でもいい存在になってたと思う。

この作品も誰に感情移入するか、誰の考えに共感できるかによって、見え方全然違うんだろうな。

「苦しかった」「号泣した」という人もいたけど、私は苦しくなかった。泣きもしなかった。
なんならちょっと腹立たしかった。

リンダよ、旦那がそこまで出来る人じゃないと気付いてるなら、変なプレッシャーかけず、もう少しうまく扱ってやってくれと、逃げ道を作ってあげてくれ、と思った。

トータル、すごいよかった。

短く感じる作品っていうのは、理屈ではなく、単純に心から面白いと感じてるんだと思う。
セールスマンの死、休憩をはさむ長い作品だったけど、あっという間だった。
面白かった。見ることができて本当によかった。

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東京ほど全ての事柄に参加できるわけではないけども
関西に住んでるおかげで、舞台は大阪、兵庫、どちらかはだいたい来てくれる。

遠い世界にいる大好きな人が作り上げた作品を目の前で見ることができる。

舞台期間中は、どうしてもテレビの露出が少なくなるので、寂しいこともあるんだけども、本物遣都くんがすぐそこにいるというウソみたいな夢のような状況。

こんな貴重な機会が年に1回あることがとても幸せだ。

演じることにしか興味がないと言い切る遣都くん。
ひとつの作品をきっかけに好きになった俳優さんがどこまでも自分の好きな方向に向かってくれてるのがとてもありがたい。
(これまで遣都くんほどハマった俳優さんがいないのは、ドラマ見て好きになっても、その次の行動がたぶん好みと違うんだと思う^^;)

今後、遣都くんに巡ってくることがあるかもしれない、ビフ、ウィリー・ローマンに会える日もとても楽しみです。
今回も素敵な作品に出会わせてくれてありがとうございました!

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