「コミュニティって何だろう?」から始まった #旅ときどき仕事 のこと

友人が立ち上げたコミュニティの存在を知ったのは、ある投稿を見たときだった。「旅人が国内外を旅しながら仕事をする」そんな仕事のやり方もあるのかと新たな価値観を持った働き方を知り、漠然と「楽しそうだなあ」と思っていたのだ。

初めて参加者を募って開催されたのが、沖縄の離島「宮古島」。

その当日、現場の活動風景をTwitterのハッシュタグで追って、意外と真面目なテーマで話し合ってるんだなと、興味深く拝見させてもらった。



「旅をしながら仕事をする」そのイメージが自分の中では漠然としていて、最初はあまり実感がなかったのだが、「旅と仕事を両立する人たちを増やしたい」とのコンセプトについて語る主催メンバーのひとり、古性のちさん(@nocci_84)の話を聞いて、コミュニティへのイメージがどんどん膨らんでいった。

そもそもコミュニティって、何だろう。


「コミュニティの活動」と「旅と仕事を両立する働き方」に興味が湧いて、『旅、どきどき仕事2期』に申し込んでみた。


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私は、もともと大手旅行会社のツアーコンダクターをしていて、思えば、すでに「旅と仕事」を両立する経験をしていた。仕事が先にあり、その仕事の中に「旅」があったのだが、ある種、リアルな旅コミュニティのような仕事だったのかもしれない。

日本全国とアジア圏内を周遊し、自由が利くツアーと本部に缶詰状態であまり自由が利かないツアーもまた存在し、仕事内容も目的もさまざまだった。

時間によって管理されるツアーであったのは否めないが、「自由時間」の海を一旦泳ぎ始めると参加者それぞれが自分らしい過ごし方で旅の時間を謳歌する。


管理されることの安心さと自由度の幅広さがバランス良くマッチすると、あまり窮屈には感じない。

「これってコミュニティとも言えたのでは?」とそんな疑問が頭を過った。


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さて、本題に入っていこう。

旅、ときどき仕事」コミュニティの2期に申し込み、Slackでオンラインサロンの運営が始まった。


最初は、運営側・参加者の投稿の速さに驚き、必死にチェックしていた覚えがある。そんな中、ふと気づいたのが、旅をしながら仕事するが可能な立場って主にフリーランスだよね?と思って納得したのだ。

投稿スピードが速いのはアクティブな人が多い、にも通じてはいるのだが、実はPCを前に日々作業してると、SNSやチャットツールを常にオンライン状態にしていることが多い。プッシュ通知設定を行っていれば、すぐ通知に気づいて反応できるのだ。

だから、反応が遅かったとしてもそれを疑心暗鬼に感じる必要などは全くなくて、自分のペースで参加して、自分らしく楽しめばいいと思う。


実際にオンラインサロンに参加してみると、これが実に楽しい。

「旅」をテーマにしたチャンネルが続々と立ち上がり、思いつきで「イベント」まで立ち上がってしまう。私のように、沖縄という地方に住んでいると参加できないイベントがもちろんあるが、オンラインツールの「Zoom」で参加したり、リアルの「旅、ときどき仕事」でメンバーとともに岡山にも行ってきた。

ツアコン時代の知人が数人住む岡山には、だいぶ前から一度訪れてみたいと思っていて「岡山に行くなら、今だ!」と何かに取り憑かれたかのように、自分の心が岡山に行きたがっていた。


(デザイン:やすか @yasuka358

初めて会うメンバーたちと合流し、岡山市内や倉敷美観地区を散策しながら、観光して、雑貨屋巡りをして、マスキングテープを購入して、白桃ジュースを飲んで、ランチして、そしてカフェで数時間仕事をする。


自由に旅をして、ある意味、計画的に仕事をするのだ。

この「計画的に仕事をする」タイミングを設定しないと、旅の途中で仕事するのが難しくなる、と旅慣れたメンバーたちが口々に話す。


私の場合、旅のわくわく感が自分の集中力を散漫にさせたが、これが「旅、ときどき仕事なのか」と参加して実感が湧いてきた。

だから急遽、岡山駅前のイスに座り、作業するメンバーの姿を見て微笑ましくなったりもした。

なぜなら「フリーランスあるある」だったからだ。

車移動の沖縄では、急な修正依頼が来て、車の中でPCを開き作業することがたまにある。だからここ最近、モバイルバッテリーとポケットWi-Fiを購入して、どこにいても作業できる環境を確立してしまった。


1泊2日だけ「#旅ときどき仕事ときどき岡山」に参加して気付かされたことは、自分にとって大きな収穫だった。

・全国にいるメンバーに会いにいけること
・現地のメンバーから情報共有してもらえること
・新たなコミュニケーションの場づくり
・旅の風景や現地情報の切り取り方
・集中力の作り方や睡魔との戦い方
・あまり下調べせずに旅をするわくわく感

必然的にコミュニケーションを取ればコミュ力が上がり、ガッツリと予定を固めずに動くことで判断力や瞬発力が養える。現地の新鮮な風景や現地の人との会話が自分の肥やしとなり、新たな価値観をもたらしてくれる。

今までの常識や知識は覆され、新たな思考で染まる。

そして、旅は仕事にできる、と思った。


2018年9月の初旬。

「旅ときどき沖縄」が開催された。

たぶんこの人たちはこんなカフェや雑貨屋が好きそうだな、とリストアップして沖縄の現地を車で案内して、沖縄でときめくモノやコトを探索した。

普段、自分が目する見慣れた風景が、通い慣れたカフェが、雑貨屋が、違う景色に見えたのは、きっと仲間と一緒に過ごしたからだろう。

ああ、私は沖縄のことをまだまだ知らなかったんだな。

そう感じて自分の思考が固まり、視野が狭まっていたことに気づけた。


自分のフィルターを通して、もっといろんな景色を見てみたい。もっともっといろんな人たちと会話したいと思った。

そうやって自分に見えている景色や思考が、時間の経過とともに少しずつ塗り替えられていく感覚をもっと味わいたくて。


「旅ときどき仕事」のコミュニティが私にもたらしてくれたものは、かけがえのない「経験と知識と仲間」だったのだと悟った。



11月だったか、3期目のメンバーを募集するらしいと聞いた。

「旅を仕事にしてみたい人」がいたら、このコミュニティを通して、メンバーの価値観や体験を肌で感じて、自分の可能性にチャレンジしてみるのも悪くない。

これから参加を検討する人に最も伝えたいことって何だろうなと考えてみたら、それはコミュニティに参加する3ヶ月間は「めちゃくちゃ楽しいぞ」ってことだ。


「旅を仕事にする」、または「旅をしながら仕事をする」生き方は、決して楽ではないけれど、その経験や各地で培った価値観は、きっと未来の自分にとっての宝物になる。

そして、自分の体験や思想を、また新たな仲間たちに伝えていけば、自分の思考も行動も循環していく。そうやって受け継がれたモノが最初は小さな声だとしても、誰かの行動やチャレンジへと育っていくのではないだろうか。


「旅×仕事」とは、一体どのようなワークスタイルなのか。

仲間と一緒に作る未来には、きっとたくさんのワクワクが詰まっている。

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沖縄と埼玉で二拠点生活で活動するフォトライターが、日本各地の風景写真とともに綴るエッセイです。旅の醍醐味は、食と宿と景色、そして現地の人たちとの交流。ノラネコのように自由な足取りでのらりくらりと日本各地を散歩して、各地で垣間見た風景や現地の人たちとの会話を、ライターの客観的...
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