現代宮城風土記#11:仙台市地下鉄東西線


仙台市地下鉄東西線

仙台市交通局の地下鉄路線。八木山動物公園駅から荒井駅の13.9kmを結ぶ路線。軌間は1435mm。2015年開業。仙石線との直通運転構想や、西公園以西のモノレール構想などを経て、現在のルートになった。車両が小さいので身長が極端に高い人は頭をぶつける可能性がある。

仙台市地下鉄東西線路線図

仙台市交通局2000系電車

仙台市交通局東西線で導入されている鉄道車両。4両編成で軌間は1435mm、電気方式は直流1500V。駆動方式として鉄輪式リニアモーターが採用されている。南北線と比べて車体が小さい。先頭車の前面には伊達政宗の甲冑の前立てをイメージしたデザインが施されている。

2000系

駅一覧

八木山動物公園駅

仙台市地下鉄東西線の西の終着駅。標高136.4mの場所に駅があるため『日本一標高の高い地下鉄駅(但し地下駅に限る)』となっている。周辺には住宅街、ベニーランド、八木山動物公園、東北工業大学八木山キャンパス等がある。地下鉄の開業で八木山の交通事情が劇的に改善した。

青葉山駅

副駅名は『東北大学青葉山キャンパス前』。地下鉄の駅だが丘陵地に立地しているためホームが地下6階にある。階段でホームから上がるとものすごくしんどい。また、時間帯によっては死んだ目をしている理系学生の群れを眺めることができる。

川内駅

副駅名は『東北大学川内キャンパス前』。副駅名にあるとおり「東北大学」の川内キャンパスに隣接している。周囲は「川内山屋敷」「川内三十人町」など藩政時代には足軽が住んだ町で、現在は住宅街となっている。鹿児島県にあるのは『川内(せんだい)駅』。

国際センター駅

副駅名は『仙台城跡入口』。駅名のとおりに「仙台国際センター」に隣接している。駅者2階は多目的スペース、展望テラス、カフェを併設した『青葉の風テラス』となっている。駅の外にフィギュアスケート日本代表の羽生結弦と荒川静香のモニュメントがある。

国際センター駅

大町西公園駅

旧・大町頭の位置、現在の「西公園」の南端にある。当駅から国際センター駅の間は広瀬川を渡るので高架線になっている。周辺は住宅街や繁華街。片平の裁判所や花壇方面にもアクセスしやすい。仙台七夕前夜祭の花火の時と花見の時期は混雑する。

大町西公園駅

青葉通一番町駅

「青葉通」とアーケード街の1つである「サンモール一番町」が交差するところにある。北側出口では百貨店「藤崎」、南側出口では高層複合ビル「THE SENDAI TOWER(シリウス・一番町)」に直結している。仙台三越に行くつもりでこの駅に来る人がたまにいる。

青葉通一番町駅

仙台駅

重複するから南北線の方のnoteを見てね。

宮城野通駅

近くを通る「宮城野通」が駅名の由来となっているが、駅そのものは東八番丁通の下にある。周辺は住宅街と寺院が多かったが、再開発によってオフィスや学校が増えている。JR仙石線の仙台駅ホームと近いので地下で接続したらいいのになと思う。

宮城野通駅

連坊駅

副駅名は『仙台一高前』。駅の整備と合わせて直上の道路の整備も行われた。周辺には藩政時代から続く寺院や住宅街が広がっている。また、城下町の道がそのまま利用されている道路も多い。朝は遅刻ギリギリで駆け込む一高生を見ることが出来る。

連坊駅

薬師堂駅

仙台市地下鉄東西線の駅。駅名は近くにある「陸奥国分寺薬師堂」が由来となっている。駅の周辺は住宅街。また「史跡・陸奥国分寺跡」や聖和学園高等学校、若林区役所、東北医科薬科大学若林病院等がある。また、仙台市地下鉄の駅では宮城野原公園総合運動場に最も近い。

卸町駅

仙台市地下鉄東西線の駅。「宮城の萩大通り」と県道137号の交差点にある。北側の『卸町』は卸売業者や倉庫が並ぶエリアで、南側の『大和町(やまとまち)』や『中倉』は住宅街になっている。地下鉄開通で駅周辺は再開発が進んでおり、商業施設やマンションの建設が続いている。

六丁の目駅

仙台市地下鉄東西線の駅。駅名は周辺の地名「六丁の目」が由来。駅の北側にある卸町・六丁の目西町・六丁の目中町等は商業地や工場用地となっており卸売業者や工場が並ぶ。南側の蒲町・なないろの里等は住宅地となっている。隣接する卸町駅と同様、駅周辺の再開発が進んでいる。

荒井駅

仙台市地下鉄東西線の東の終着駅。地上駅舎があって「せんだい3.11メモリアル交流館」が設置されている。また、この駅の南東に仙台市地下鉄東西線の荒井車両基地がある。駅の西側は住宅地で、近年は駅の開業で更なる宅地開発が進む。東側は仙台東部道路を挟んでめっちゃ田んぼ。

おわりに

線路幅は新幹線と同じ。

更新履歴

2023年11月11日:文章を作成。

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