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「初めて」を意識するということ

先日、江戸川の帰りに大井競馬場に寄ったのですが、これがまた凄かった。
従来の―分かりやすく言えば、昭和~平成初期の、悪い公営競技場―のイメージとは全く無縁。照明は明るいし、場内は清潔。洒落たカフェみたいなスタンドもあり、私も思わずそこで抹茶ソフトを買ってしまいました。

私に映えを期待する方が間違っているのだよ

今回、何もかもが近未来な大井へ足を運んで私が思ったのは、「初めて来場したファンに、また来たいと思わせることができるか?そのために適切な努力をしているか?」ということ。そして、大井はそのために最大限の努力をしてきたのだろう、ということです。

これはどの箱物にも言えることですが、リピーターをどれだけ取り込めるかは最重要課題。そのためには、見てくれが良くなければどうにもなりません。
例えば、壁がボロボロに剥がれていたりとか、トイレが汚かったりとか、そういう点だけでもうリピーターはガクッと減ってしまうでしょう(そういう退廃的な雰囲気が好きな人もいますが)。

一般的に公営競技場は昭和の時代に建てられたものが多く、その建物をどうにか継ぎ接ぎしながら使っているところが多くあります。一方で、もうどうにもならないと判断されたか、解体・新築に踏み切るところもあります。もちろん、工事をしている間は本場開催ができないですし、そのための費用も掛かります。しかし、「長い目で見れば」そちらの方がプラスになる可能性もある。この辺りは難しい話ですが、公営競技の売上が好調な今の内に、できるところはやってしまった方がいいだろう、とも思います。

見た目で決めるのは良くないと口では言いつつも、結局のところ見た目の第一印象はそれに対する評価を下すのに、かなりのウェイトを占めます。ましてや、公営競技場の場合は公営競技全体に対する評価に繋がりかねません。

常に「初めて」を意識する。それが、公営競技場において重要なことである。今回のブログは、こう結論付けて締めくくりたいと思います。

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