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大きなインパクトじゃなくて美しいインパクトを。

大きなインパクトじゃなくて、
美しいインパクト、そういうものは遠くに届く。

ああ、そうだなあ、、と、この言葉が自分の心に響き渡った。とおいところに。’’深くまで’’という言い方もできるかもしれない。


私がつくりたいものはなんだろうか、私が魅せたいものはなんだろうか、
届けたいのはどんな人で、どんな場面で、どんな形で、誰かの心に澄み渡らせたいんだっけ。

そんなことを考えさせられた。

昨日、東京から夜行バスで京都に戻ってくる中の6時間、ずっとかんがえていた。


とおくにとどく。

この響きのあるものをつくりたいんだ。と思った。


’’大きなものをつくりたいんじゃないや、美しく、しなやかなものをつくりたいんだ。それを作るために、ときに大きいもの、大きな空間という選択をとるのだ。’’。’’前面的な大きさではなく、奥行きの大きさ(深さ)、表面的な大きさではない、心の奥にとどろきつづけるもの。静かにひかりつづける、見逃すことのできないひかり’’そういうものがつくりたいんだ。
それに気づいた。


とおくにとどくもの。ってどんなものだ?
とおく ってどんなイメージなんだろう、私の中で?

’’とおく’’っていうのは、距離的なもの(世界中で、とか、日本中にとか)もあれば、自分の心の時空の広がりの中にとおく届くみたいなものもある気がする、きっとこの先もこの言葉はずっと心に残りつづけるだろうな。みたいな。時空的な’’とおさ’’。


誰かの心の時空のとおくまでに、私がつくるものがすみわたったら、きっと私の心には喜びが澄み渡る。

大きなインパクトじゃなくて、美しいインパクト。

美しいインパクト。


大きいものを目指すんじゃなくて、美しいものをみつめて。


美しいインパクト。
それを、今の自分が言語化するのであれば、

研ぎ澄まされたもの。
時の情緒に静かに、ささやかに、佇みつづけるもの。


息を吸い込みたくなるようなものじゃなくて、
息を吐いてしまうようなもの。

吐くために、吸い込むことはあっても、
溜まった息を吐きたくなるようなもの。



物語が生まれてしまうようなものは美しい。

物語はとおくに届くから。


急いで大きなことをしようとするんじゃなくて、
とおくにとどけたいんだから、奥ゆかしいものの存在が必要よ、
荒く急いでいてはたどり着けないものがあると感じるの、
何度でも、自分に言い聞かせたい、私がつくりたいものは大きなインパクトではなく、美しい佇まいを携えた印象を与えるものであると。
丁寧さにしか宿せない奥ゆかしさのようなもの、’’すみわたりかた’’をイメージして、手を動かすの。そうやって、前に進んでいくの、それを忘れないで。

せかせかしないで。

せかせかしてつくると、せかせかが宿って、息を吐くようなものは生まれないよ。

おだやかに、ゆったりと、洗練され、削ぎ落とされたつよさで、
しなやかなものを、鮮烈な美しさと広がりを持って。





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ずっと心にとおくのこりつづけたのは、
大きいものではなく、美しいものだったじゃないか。


今日の音楽:owl city   



なんか涙が出ちゃうんだよね、美しいものにであうと。

呼吸に集中しちゃうんだよね、

今を生きれるんだよね、

そうすると、過去と未来の両方の存在の広さを感じられる瞬間になるんだ。

過去 現在 未来 その全てにとどろくもの。

その全ての情緒を感じるものを。






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