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妖怪博士 (江戸川乱歩)

子供の頃、わくわくしながら読んでいた江戸川乱歩の本。
怪人二十面相だの少年探偵だの明智探偵だの・・・
懐かしいですね。
何十年ぶりでしょうね、これを読み返したのは。
今読むとツッコミどころ満載だけど、こういう雰囲気はいいですね~。
これらの作品の独特の言い回しが好きなんです。

例えば・・・
「ああ、なんというへんてこな建物でしょう。(中略)まるで化け物屋敷ではありませんか。」
とか・・・
「読者諸君、これはいったい何を意味するのでしょうか。」
とか・・・
「おや、これはどうしたというのでしょう。二十面相が明智探偵に電話をかけるなんて、(中略)なんだかひどく気がかりではありませんか。」
とか・・・

思わせぶりなとでも言いましょうか、この世界観がいいですね。
たまには童心に返ってこういう本を読んでみるのもいいもんです。


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