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トラのこと (1)

トラは今から14年前のお盆の頃に我家にやって来ました。その時は多分まだ1歳にもなっていなかったと思います。最初に我家の子供達が見つけて「お母さん!猫がいるよ!」と教えてくれたのです。

その頃我家にはチャーという犬がいて猫など飼う気は全然なかったから「餌をやったらダメよ。うちに居着いてしまうからね」と、言ったことを覚えています。

子供達はそれで我慢していたのに、子供たちの父親・・・つまり私の夫は平気でいくらでも餌をやっちゃう人なんですよね。チャーにウインナーをやるついでに一緒にその猫(後のトラ)にもやっているのです。

そんなこんなでいつの間にか我家に居着いてしまったのです。


朝、新聞を取るためにほんの数秒戸を開けるのですが(3秒ぐらい?)それを狙って必死で家の中に駆け込んで来るようになった頃にはもう私も半分諦めて朝ご飯をやって食べ終わったら外に出すようになってきました。


しばらくの間は家の中で猫を飼うことに抵抗感があったのでトラという名前をつけて毎日餌をやり始めても家には短い時間しか入れませんでした。それでもトラは毎日餌を求めてやってきて次第にこちらも家に人がいるときだけは家に入れるようになってきました。

家族の者が夜に帰宅すると屋根の上からニャーと鳴いておりてくるようになっていました。日中、誰もいない時は屋根に上っているようでした。たぶん屋根の上だと他の猫などに襲われなくて安心だったのでしょう。

そして避妊手術をして正式に我家の子として迎え入れたのですが・・・避妊手術が・・・大変なことになったのです。

・・・で、その話は次回に・・・

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