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岩明均 (寄生獣)

グチャグチャのスプラッターの苦手な人はちょっと敬遠しそうだけど、読んでいるうちにそれ程気にならなくなる・・・のでは・・・?
と思うのですがどうでしょう?私はそれ程気にならないのですが・・・

もしも、右手にミギーがつくか、左手に「吸血鬼ハンターD」の「左手」がつくかどちらかを選べ!と言われたら、どうしょうか?(そんな事言われる訳ないって・・・と、つっこまないように)
非常に悩むと思いません?(だから、誰もそんな事言わないって!)どちらも危険な事に巻き込まれそうだし、困りますよね・・・平穏無事な生活を送れるという条件付きなら・・・それでもやはり選べない!どっちもいやだ!!
・・・でも、一日ぐらいなら、ちょっと面白いかも??

ジョーならどうだ?という質問に関しては即答できます。・・・絶対イヤです!!

この作品はかなり悲惨な状況なんだけど、不思議に(暗闇)というイメージではなく、(薄明かり)というイメージなんですよね。作者のもつ個性なのかな?それとも、画面が白っぽいって事?
「目」と「手」の表現がいいですね。ストーリーが進むにつれて変わっていく新一の髪形とかも、より深く新一の内面を表現しているようでいいですよね。
よく気を付けて読んでいくと、ああこんな所にも作者の思いがつまっているんだ、と気が付いたりして、ちょっと、嬉しく?なったりします。読む度に新しい発見がある漫画って、素晴らしい!!

ストーリーの最後の方でミギーが新一の身体から離れて新一が片腕になりますよね。
あれ結構意外でした。「えっ!?そんな!!」って感じ。
その後またくっついたのもちょっと意外(嬉しかったけどね)。
そして、ミギーがいなくなるのも意外。作者は自分は天邪鬼だと言ってましたが、こういう意外な展開にしてくれる天邪鬼は大いに結構!!たぶん、こうなるんだろうなーと思って読んでてその通りになるのってつまらないものね。

登場人物の中で気に入ってるのは最後の方に出てきた美津代さん。
出番はそんなに多くないけれど、存在感があるし、ほんの少しの台詞で今まで生きてきた人生も垣間見えるし、この人を主人公に作品がかけるかも?っていう感じ。
たぶん、裏設定をきちんとしているんでしょうね。

宇田さんとジョーのコンビもいいですよね。


☆ミギーの台詞で気に入ってるものがいくつかあります。
「わたしは恥ずかしげもなく『地球のために』と言う人間がきらいだ・・・・・・なぜなら地球ははじめから泣きも笑いもしないからな」

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