2022年の自分のツイート10選+作ツイート論

選定に際して

別にこういう記事を書くつもりはなかったんですけど、フォロワー(鍵)が下記のようなツイートをしてたんですよね。

今年のみやびさんの面白かったツイート10選デッキを組んで他人のデッキと殴り合う機運はある。なんでそんな機運が…?

フォロワー(鍵)

そもそも僕すらそんなデッキを組む気は無かったので殴り合う機会は無いと思います。ふと自分が小学生の頃周りは誰もやっていなかったロックマンエグゼのカードゲームを一人回ししていた日々を思い出して懐かしくなりました。

とはいえ、一応ウケたい!と思って考えてツイッターに文章を投稿することが趣味ではあるので、じゃあその趣味が今年どうだったんだ、という決算的なことをやるのは悪くはないのではないか、とも思い至り、ここに『2022年の自分のツイート10選』を執筆する運びとなりました。ちなみに全くバズってません。なんならフォロワー(鍵)の方がバズっていた!

ですから、この記事はバズってなくても自分のツイートを愛していいし、自分のツイートについての記事を書いてもいいという僕のあなたへの啓蒙活動でもあります。そもそも普通の人間はそんなに重い感情を乗せてツイッターなんかやらない?それは……


1.逆にしてみる

1つ目。これはそのままですが、。僕はウケを狙うためのツイートにはある程度決まった定型的な要素があると思っていまして、僕はそれをフォーマットと呼んでいます。これに様々な概念を代入することで、ウケを取れるツイートは比較的容易に作ることが出来ます。
今回で言えば、僕のフォロワーはインターネットに通じている人が多い気がするので、「家庭科で作ったドラゴンのナップサック」というネット擦られ概念を入れてみました。

こんな感じで、今回は自分がどうやってウケようとしているかという、言わなくていいし言うとめちゃくちゃ無粋になるであろうことも書いていこうと思います。具体的に言うと、前半はフォーマットを用いたツイート、後半は
それ以外を紹介します。
そういえば、ダ・ヴィンチ・恐山が以前『頻出ツイート100選』っていうのを上げてましたよね。その後色々波紋を呼んで消えちゃったやつ。あれ本人がどういう意図でまとめたんであれ、怒る人がいるのは分かります。あそこに載っているものを攻撃する為の武器に出来てしまいますからね。
でも、それを武器として用いることで色んなものが破壊された結果、逆に新しい表現とかやり方が出てくる、そういう可能性もあるんじゃないかと僕は思ったんですよね。
なので、そういうことを僕も自分のできる小規模な範囲でやってみようと思ったのが一つの理由です。


2.歌詞を改変してみる

歌詞改変。歌詞の一部の単語を変えてツイートを作ります。今年だけでもこれで色々作りましたが、その中でもこれが一番気に入っています。
歌詞改変ツイートを作る時の注意点は2点あります。

  • 改変するのはある程度有名な曲を選ぶ

  • また、その曲の有名な歌詞を選ぶ(冒頭、サビ等)

まあ当たり前といえば当たり前の話ですね。もちろん有名な曲という定義は届けたい客層(?)によって変わりますので、そこのリテラシーを信じましょう。
あとやっぱり改変しやすい曲っていうのはあって、改変しやすいかつ知名度も十分な曲は流行ります。一時期瑛太の香水の歌詞改変ツイートがめっちゃ流れてきた覚えがあります。


3.何か追加してみる

追加「複数の要素を羅列する定型的なフレーズを用意し、それに(主に末尾に)ボケを追加する」というものです。フレーズさえ見つかれば成文化するのはかなり簡単な方だと思います。逆に言うとフレーズを見つけるのが結構難しいですね。
ツイートを作るにあたって、どう改変するかというセンスの有無以上に、面白くなりそうな素材を見つける能力というのが重要であると思います(改変しやすい素材であればある程度は面白くなる)。ここまで言っててなんですが、僕も効率よく素材を見つける方法は確立できていません。いわゆるネタツイアカウントと言われる方たちはこれが出来ているじゃないかと思います。


4.設定と設定を掛け合わせてみる①

設定×設定「関係が無さそうな複数の設定をかけ合わせる」と定義しています。プロのお笑い芸人がネタ作りをする際にもよく採られるアプローチで、芸人・吉松ゴリラさんの記事「芸歴10年のお笑い芸人が教える初めてのコントネタの作り方」でも同じ発想が「掛け合わせ型コント」ととして紹介されています。

2つの設定を掛け合わせたコントです。
例えば「以前駅長をしてた人がコンビニ店員になる」という設定などが挙げられます。

ボケとしては下記のように、コンビニなのに駅長っぽい言動をとるという物が軸となります。

・お客さんが入店する時に「お客様入ります、白線の内側までお下がりください」と言う
・お客さんを見送る時に敬礼をする

ちなみにこのスタイルは一時期流行り(・・た気がする、確かw)、流行りすぎたため最近ではあまり見なくなりました。

芸歴10年のお笑い芸人が教える初めてのコントネタの作り方

とのことです。プロの説明は分かりやすいですね。ちなみにプロの世界だと一時流行りすぎたそうです。言うなれば「大喜利のお題と答えを一人で考える」という行為ですから、確かに作りやすく氾濫しそうな気はします。まあ僕らはプロじゃないんで別に良いでしょう。
ただ、「掛け合わせ型コント」はともかく、もう少し広げて「センスある大喜利を連発する」みたいな芸風の人たちは結構います。そのトップランナーを一人挙げるとしたら、真空ジェシカかなと思います。ネタを見ていただいたほうが良いと思うのですが、本当にそういう感じです。後二人ともめちゃくちゃ大喜利強いです。

ばりおもろい

僕のツイートに話を戻すと、いいね数で言えばこれが今年一番多かったと思います。2桁だけど……
「ダークチップを使うとHPの上限が1減る」という込み入った設定を皆把握してるの、同世代におけるロックマンエグゼというゲームの浸透度合いが凄いですね。
一応分析すると、このツイートは「ツイッター」と「ロックマンエグゼ」の2つの設定が掛け合わされています。具体的には、

  • 140文字までの文章を投稿することが出来る(ツイッター)

  • 「ダークチップ」を使用するとロックマンの最大HPが「1」永久に減少する(「ロックマンエグゼ」)

の2つです。混ざることがない筈の2つの設定を律儀に守ったまま共存させることによって変な状況を表出させる、というところにこのフォーマットの面白さがあると思います。


5.設定と設定を掛け合わせてみる②

これも設定×設定。結局フォーマット4つしか紹介してないけど大丈夫か?汎用性の高いやつから順に紹介したんで多分大丈夫でしょう。
これは先ほどと同じフォーマットなのですが、それに「緊張の緩和」の要素を加えています。「緊張の緩和」とは面白の話ではしょっちゅう出てくる概念で、説明すると長くなるので適当に引用します。

緊張した精神状況から解放されたとき、人は笑ってしまう。

 これが緊張と緩和の基本原理です。

例えば、

大勢の前に立たされてスピーチを話終え、自席に戻った瞬間
大事な試験の結果発表で、合格とわかった瞬間
難しい問題に、ふと答えが見つかった瞬間
などが緊張が緩和された瞬間で、多くの人はここでついつい笑う・笑顔になってしまう姿が想像できると思います。

【すべらない話】「緊張の緩和」を使った絶対笑える鉄板パターンとは?【笑える話】

これを踏まえて、先ほどと同様に2つの設定を分析します。

  • 新しい楽器や機材を購入したことを報告する際に使われる文言。緩和。(my new gear…)

  • 子供を生む。緊張。(妊婦)

今回、僕は「my new gear…」は「緩和」「妊婦」は「緊張」としました。この2つの単語により「緊張の緩和」を生むという訳ですね。

補足すると、どんな単語・シチュエーションを「緊張」または「緩和」とみなすかは人によって違います。ほぼ全員一致を見るものもあれば、割れるものもあると思います。また、単語の組み合わせによっても変化するでしょう。「緊張」として用いられた単語が、より強く「緊張」を喚起する単語と組み合わせた場合には逆に「緩和」として用いられることもあるかもしれません。


6.一瞬考えさせる

これは本当に何も考えずにツイートしたんですけど、後から人にあれ面白かったよと言われました。こういう自分だけが思ってるんじゃないか?という思考を外に出してみると案外反応が貰える、みたいなことって結構あると思います。
それから、僕はこういう知識が必要で理解するまでに一瞬考える必要があるおもしろが好きです。説明するのも野暮すぎるんですが、このツイートはヘレン・ケラーがサリバン先生に手を水に触れさせられて単語を教えられたっていう逸話(事実ではないらしい)を知っていることを前提にしています。それを知らないと面白くない。
人間が笑うには色々な理由があると思うんですけど、その一つに理解できたという優越感からくる笑いってのがあると思っています。分からない奴がいるかもしれないけど俺は分かっている、という気持ち。
ただ当然難しすぎるのは良くないです。感覚として、「常識だと言っても受け入れられるが、実際は知らない人もそれなりにいる」ぐらいの情報が丁度いいと思っています。この感覚も人によって変わるので確実なことは言えませんけど。


7.喋るように書く

ツイートの話をしていてなんですけど、僕は文章の笑いよりお喋りの笑いの方が好きです。これは中高の頃をお笑い芸人の深夜ラジオを聴いていたことがルーツになっていると思います。
ちなみに、中高で深夜ラジオやそれに類するものを聴くのはやめた方がいいです。お笑いのレベルがクラスのそれと違いすぎて周囲を見下すようになるので(僕調べ)(僕だけ)

また僕調べによるとお喋りの笑いは更に細かく、

  • エピソードトーク

  • 自意識トーク

  • 妄想トーク

などのスタイルに分類できると考えています。もちろん他にもあるとは思いますが、汎用性の高いのはこの辺です。順に説明すると、

エピソードトーク、これはそのままですね。自分が経験した(という体の)面白いエピソードを話してウケを取る。テレビの「トーク番組」という時の「トーク」は基本的にこれです。
エピソードの面白さだけでなく語り口の上手さも重要で、お喋りの笑いの代表格のような立ち位置ですが、かなり技術が求められます。技術が必要ということは、内容を推敲する、語り口を練習する、等の方法で完成度を高めることが可能、ということでもあります。それにより、どんなシチュエーションでもウケが狙える、「鉄板トーク」に仕上げることができます。
しかし、一定のまとまりのある作品、つまり落語のようなものなので噛んだり話し方が下手だったりすると本当につまらなくなります。特にアドリブで話す場合はそうなる可能性が高いです。ですから、内容の遂行や語り口の練習は実質必須と言ってもよく、アドリブには不向きのトークスタイルだと言えます。ただこれも結局技術の有る無しで大きく変わり、上手い人は練習しなくても凄く面白いです。僕の周りにもそういう人がいましたし、そういう人を羨望の眼差しで見ていました。

次に自意識トーク。これだけでは分からないですね。僕は「何らかの事物や概念に対する偏見や過剰な自意識を訴えることでウケを取る」と定義しています。
エピソードトークと対比した際の大きな特徴として、基本的にアドリブで展開されるトークである、というものです。正確にはエピソードトークのように作品として仕上げることも可能なのですが、明確な起承転結、オチを作りづらい分アドリブの方が向いてるんですよね。よくある流れはちょっとした偏見や不満の表明から始まり、話してる内にどんどんヒートアップして凄いとこまでいっちゃう、みたいなのです。
ちなみに、昨年のm1で優勝したウエストランドの漫才はこれそのものです。まさに些細な偏見の表明から始まり、エスカレートしていく……という自意識トークのお手本のような流れになっています。

他にも、エピソードトークと比較して語り口の上手さといった技術がそこまで求められません。むしろ荒削りに熱っぽく喋ることがウケを増幅することも多いです。逆に必要なのが何に噛みつくか、といった着眼点です。普通誰も気にしてない些細な部分であればあるほどいいです。つまり、常に何かに不満を抱き、重箱の隅をつつこうとしている人間になれば良いということです。最悪ですね。それとラインを見極める最低限の倫理観も一応必要です。
ですので、エピソードトークが苦手!エピソードも無いし上手く話せない!という人ほどこっちを開拓してみる価値はあります。僕もこっちの方が(まだ)得意です。

それから妄想トーク。これも何だよという感じですが、僕は「架空の設定(妄想)を生み出しそれで大喜利をする」と定義しています。例えばこういうものです。

まず、前半の「猫に露骨に避けられる」は事実です。そして、後半の「猫に理由を聞いたら俺のツイートの悪口を言われる」という架空の設定、妄想です。より正確に言えば、「猫に理由を聞くことができる」という架空の設定を創作し、それをお題に「理由を聞いたら俺のツイートの悪口を言われる」という大喜利を行っています。
このスタイルの優れているところは、一度設定を作ればそこからどんどん広げていけるところです。猫を何匹も登場させて三段オチにしたり、逆にこっちに好意的な猫を登場させてみたり、更にそれを掘り下げてその猫は猫たちの中でツイートを馬鹿にされてるとか……思いつく限り無限に続けられます。

最後に、これらはあくまでウケを狙うトークの分類なので、実際にはこれらと「ウケを狙わないトーク」が交互に組み合わされて実際の会話は進行していきます。先程の緊張の緩和の話に近いですが、面白くない話、真面目な話をすることがフリになってウケを狙うトークが跳ねるとも言えます。


8.好きなフレーズを信じる

自分が個人的に面白いと思っているフレーズがある場合、そのフレーズの強度ありきで自由に考えるのもいいと思います。ツイートの通り、僕は皇居ランナーっていう単語が好きなので、それで実践してみました。
しかし何で好きなんでしょうね。何か良さげな雰囲気出してるワードですけど、ちょっと間抜けさがあると思うんすよ皇居ランナーって単語。
もう少し一般化すると、自分は「本人は大真面目だけど傍から見ると間抜けに見えるもの」みたいな概念が好きなんですね。例えば「ゆるキャラ」って元々そういう視点のネタだったと思います。真面目な公的機関やイベントに気の抜けるようなキャラクターが使われているぞと。ただそういうネタというのはそこに利益が見えてくるとすぐにベタとなっていく訳ですが。
とにかく、僕の面白いという信念の大きな柱の一つにそれがあることは間違いないです。


9.巨人の肩に乗る

面白いツイートを作る人は沢山いますが、その中でも一番凄いと感じるのは面白く、かつ汎用性のあるフォーマットでもあるツイートを作れる人です。

そして、まさに上記のツイートがそれですね。ご存知の方も多いと思いますが、このツイートは僕が考えたものではなく、ツイッターで何度も擦られているフォーマットです。一番最初のものが何なのかは把握できていないのですが、内容は概ね下記のようなものです。

なんでこれだけ桁違いにバズってるんだ

これは本当に優秀なフォーマットで、自分が買ったものをこれに代入するだけでウケるし、実際改変されたツイートがバズってるのもよく見ます。そういう時僕は「散々擦られてるフォーマットなのに何で未だにバズってるんだ?」と思うのですが、普通にツイッターをやっている人間は「これ前も見たな……」とか思わないので、(真っ当に生きてる人間はツイッターに真っ当ではない)悪いのはこっちなんですよね。

僕のツイートの話をすると、概ねこのフォーマットをなぞったものですが、単に代入するのではなく僕なりのアイデアを入れています。ただ全乗っかりするのではなく、少しでもこのフォーマットに新たな要素を加えたい、と思ったので。本当は1からフォーマットを作れればそれが一番良いんですが…


10.天啓が降ってくる

本当に急に降ってきました。たまにこういう天啓があります。散々フォーマットがどうだと言っていましたが結局それを全て上回る閃きには勝てないのかなと思います。
でも閃きというのは早々ひらめかないから閃きという筈なので、やっぱりそこそこのやつを安定して作るメソッドを作るのは大事だな、とも思います。
このぐらいのを毎打席打てるのが理想なんですけどね。


結び 

消費者コンプレックスという概念があるらしいです。

絵・音楽や文章をはじめとする創作物を自ら生み出す「生産者」ではなく、ただそれらを享受するだけの「消費者」であることに対し、一種の嫌悪感を抱き、ついには「消費者」でいることすら辛くなること。

私が知る限りこの単語は、バーチャルyoutuberの卯月コウが言語化したと認識している。けれども、きっと昔からこの概念は我々の形而上に存在していて、数多の人々を悩ませていたに違いない。

「消費者コンプレックス」という不治の病(https://note.com/kogomi888/n/n302135db3769

より一般化して言えば「何者かになりたい」ということになるかと思います。僕にもそういうところは多分にあります。

これを脱する方法は色々と考えられます。身も蓋もないことを言えば自分が納得できる「生産者」になるのが一番です。いつまでも辛くなってないで何かしら創作をすれば良いわけです。
ですが、そういう人にとってはそれが「簡単にできれば苦労しない」事であることも理解できます。現在絵や音楽や文章を創作している人で、そのきっかけが「消費者コンプレックスを解消するために創作しよう!」だった、ということは殆どないと思います。悲しいながら生産者というのは生産者になろうとした時点で失格というわけです。
ですので発想を変えましょう。具体的には、「生産」のハードルを下げます。そもそもなぜ苦しんでいるかといえば、創作物の定義を自分が容易に「生産」できないものにしてしまっているからです(そういう自分を苦しめるためだけの定義を設けることこそ生産者コンプレックスの症状かもしれません)。上で紹介した文章はこう続きます。

このことに対して卯月コウは一つの回答をしている。
「配信をするにあたってはコメントがないと成り立たないわけだから、それだけでも意味がある」と。
これは救いだと思う。「生産者」を目指してあがくにしろ、「消費者」に甘んじるにしろどこかで割り切らないといけない時が訪れる。
結局のところ根底には自己肯定感とか自己顕示欲があるわけだから、こうして居場所を、何よりも「生産者」の視点から提示してくれることは紛れもなく救いだ。

「消費者コンプレックス」という不治の病

バーチャルYouTuber・卯月コウは配信におけるコメントを生産者による創作と定義し、消費者コンプレックスに苛まれるリスナーを救おうとします。まさに「生産」のハードルを下げる行為です。はたして配信におけるコメントが創作といえるのか、ましてそれが絵や音楽や文章と並び立つ行為なのか、と考えると難しいところです。しかし、それをあえて創作だ、とぶち上げてしまうことこそ大事だといえます。そんなこと言ったら配信という行為も生産なのか?と言えてしまいますしね。

そして、僕がやってるのもまさにこれです。ツイッターをしているだけのことをさも創作ですよという空気を出して長々と語る。よく考えたらバズってもない自分のツイートを毎月まとめるって正気じゃないですからね。

正気に戻った時

それでも、自分が普通にやっていることを創作と言うのはなかなか難しいものです。そこでまた一つ別の話をすると、僕は以前に『ヤフコメで上位になる10のコツ』という記事を読んだのですが、これが凄い面白かったんですよね。タイトル通り、ヤフコメにおいてどんなコメントがいいねを得られるのか(上位になるのか)という話で、僕が上で書いたのと同じようなことをやってるわけです。ちなみにこの人この記事が書かれた2017年時点でヤフー閲覧歴10年らしく、昨年も変わらずヤフコメについての記事を執筆しています。これはもうこの人にとって、ヤフーニュースにコメントするということは創作に値するでしょう。そしてこの記事もまた創作だと思います。当人がどう思っているかは別にして。

つまり本当に何でもいいんです。重要なのはそれを意義があるものと言い張る横柄さです。人間というのは堂々としているものに弱いので、それらが伴っていれば簡単に心を掴まれてしまいがちです。例えば、クリエイターの中でも、日本に数十人、なんなら一人しかいないんじゃないか?って思うような肩書の人たちは皆「言い張る」ところから始めているんじゃないか、と思います。

マジの結び

本当は三が日で出す予定だったのですが、今日まで延びてしまいました。このままだと無限に推敲してしまいそうなのでとりあえず終わります。ありがとうございました。


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