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PDCAはPDサイクルから始めよう

こんにちは、みやびのです。

PDCAサイクルを1年ほど回してみました。
本記事は1年間回してみた結果気づいたこと経験を元にPDCAサイクル運用のポイントを説明していきます。

具体的には以下の通り。
・PDCAは1:1:1:1ではない
・PDCAはDoが最も重要〜とにかく行動しまくろう〜


PDCAは1:1:1:1ではない

PDCAサイクルという名前なので多くの人が勘違いしていると思いますが、「P:D:C:A」は全く同じ比率「1:1:1:1」ではありません。
私もPDCAサイクルの勉強を始めるまで完全に勘違いしていました。

「10:10:1:1」の場合もありますし、「1:1:0:0」や「100:100:5:8」の場合もあります。

PとDは基本的に1:1ですが、C以降は必ずしも一定の比率ではありません。
少ない行動回数では何も改善すべき項目が見つからない場合があるためです。

データが一つだと原因を特定しにくいです。
たまたまうまくいったのか(失敗したのか)それとも毎回うまくいくのかがデータ一つだとわかりません。


例えば100mのタイムを測る
1回走っただけで何を改善すべきか見つけるのは難しい
10回走ると

最も速いタイムは?
平均タイムは?
3本目からタイムが伸びてきた→調子が出てきた?
8本目からタイムが落ちている→疲れてきた?

などなど一つだけのデータではわからなかったことが見えてきます。

個々のデータの分析は必要ですがもう少し視野を広げて見ることも大事です。

PDCAはDoが最も重要〜PDサイクルを回そう〜

分析のためにはデータの量が必要です。よってP→Dサイクルを回してデータの数を増やすのが最も重要となります。
「PDCAサイクルなんだからP→Dの後に必ずCとAが必要」
と思っていると確実に挫折します。

別に改善項目がなければC・Aはなくても良いのです。
P→Dを1回やっただけでは改善項目はまず見つかりません。見つかっても当たり障りにない内容なので大して改善にならないと思います。

最初から改善を考える必要はありません。まずはP→Dをひたすら回してデータの数を揃えるようにしましょう。

データは多い程よいです。
100mのタイムを測る場合も1本よりも10本、10本よりも100本の方が良いです。

しかし、1日で100mを100本測るのは体力的に無理な話。
頑張って100本走ったとしても後半はかなり疲れてしまうと思うのでデータの精度はかなり低くなります。
1日10本ずつ、10日かけてやる方がより良いデータが得られます。

PDCAサイクルに関しても同じです。
1日、2日で結果を出そうとしても無理。

数週間・数ヶ月データを収集して初めて改善のためのデータが揃います。
まずはP→Dのサイクルを繰り返してひたすらデータを集めましょう。

30個くらいデータが集まったら徐々に分析を始めていきましょう。

終わりに

PDCAサイクルという名前なので「P→D→C→A」の順に回さないといけないと考えている方が多いかもしれませんが、全くそんなことはありません。

「P→D→P→D・・・」の繰り返しでも良いのです。無理矢理変な改善項目を考えて挫折しては意味がないです。

まずはP→Dを繰り返してデータを増やしましょう。たくさんデータが集まれば徐々に改善すべき項目が見えてきます。

関連記事>>TrelloでPDCAサイクルを回す方法

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