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SEの役割と仕事の内容

SE(システムエンジニア)と聞くとどんな仕事をイメージしますか?
多くの方がプログラムを書くプログラマーのような仕事をイメージすると思います。

しかし、SEと一言でいっても様々な仕事や役割があります。
今回はSEにどんな仕事があるかについて説明します。

SEの本来の役割は?


SEというとプログラムを書く人というイメージが強いと思います。私も就職するまではプログラムを書く仕事というイメージでいました。


SEの本来の役割は「顧客からの要望からシステムを設計・提案すること」です。本来プログラムを書くのはプログラマーの役割です。

SEの役割の実態


現在のSEの仕事は多種多様で顧客に要望や提案をする営業やコンサルティングのような役割を果たす人やプログラマーのような役割を果たす人もいます。
前述の通りプログラムを書くことはプログラマーの役割でしたが、近年はプログラムだけ書ける人間を雇うことは少なくなっており、SEがプログラムを書くことが増えています。

プログラマーを全く雇わずSEだけを雇う企業も多いです。この傾向も後押ししてプログラムを書く仕事というイメージが強くなっています。

SEはどんな仕事があるのか?


顧客の抱えている問題を解決するコンサルティングの仕事
顧客と打ち合わせをして要望や抱えている問題点を聴き出す営業やコンサルタティングに近い役割です。


顧客の要望や抱えている問題点から最適なシステムは何かを考え、提案します。

システム設計関連の仕事

システム設計に関する作業です。多くのSEがこの作業に従事しています。行う作業としては「外部設計」、「内部設計」、「コーディング」、「テスト」などの作業があります。


これらの作業はシステムの開発規模によって人数が変わります。小さいシステムであれば一人でやる場合もあります。逆に大きなシステムであれば何百人という規模で行う場合もあります。

◆外部設計
主にユーザーに見える部分を設計します。

◆内部設計
外部設計を実現する機能を設計します。
どのようなプログラムを書くかについてもここで決定します。

◆コーディング
設計したプログラムをコードに起こす作業です。内部設計にて決めた内容をプログラミング言語にて記述していきます。

◆テスト
完成されたシステムのテストを行います。プログラムの一機能を見る単体テスト、他の機能と組み合わせて行う組み合わせテスト、システム全体をチェックするシステムテストなどがあります。

運用・保守
顧客先で起きたシステムトラブルや顧客からの質問に対応する為の仕事です。
トラブルをすぐに解決する為にも迅速な対応が求められます。

まとめ

SEと言えばプログラミングを書くイメージが強いですが、プログラミングを書く仕事は一つの工程に過ぎず、仕様を考えたりプログラム以外の文章を書いたりする時間も長いです。

プログラムを全く書かない時期も少なくありません。また、作業は基本的に数人で役割分担する為プログラムを全く書かない役割の人もいます。私も全くプログラムを書かない部署に配属されている時期もありました。(テストスクリプトなどは書いていましたが)

SEを目指す場合はプログラミングや設計だけでなく、顧客対応なども行う可能性があることを頭に入れておきましょう。

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