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僕とまり子の思いつき旅、1日目

GW後半は嫁まり子も予定が空いて3日間の旅をしてきた。どこへ行こうか、僕はどこへでも行きたい。

悩み続けたが、出発する当日になっても行く先が決まらない。

じゃあ、1日目はガソリンが空っぽになるまで走ろう。そこから2日間かけて戻ればいい。天気の良いところへ行こう。そんなことを考えながら、行く先が決まらない車を走らせた。

何個も信号を超え、高速道路入口の看板が見えてきた。僕が行くべき方向は右か左か。

まり子は温泉に入りたいと言ってる。
日本全国わりとどこへでも温泉はある。今までも沢山温泉に入ってきた。どうせなら定番の温泉旅行も悪くない。

そうだ、別府へ行こう。

うん。別府がいい。温泉街と風俗街が混沌とした古い町並みが残る別府へ行こう。

別府は500km以上も先だ。ガソリンは広島か山口辺りで空っぽになる。
でも、ママチャリで日本一周やヒッチハイクでの経験がある。ノー給油のルートはなんとなく思いついた。


そんなGWの思いつきの旅を、文字少なめ。写真多め。サクッと流し読み旅行記でおまとめしました。


出発

思いつきで決めた二泊三日の旅行。車は四国へ向けて走り出した。最短距離で別府へ向かうために四国を突き抜けるのだ。
夜が明けてから初の休憩は淡路島サービスエリア。

ラジオを聞きながら、県境の度に周波数のチューニングをする。

四国を真横に走り抜けて、豊後水道へ。
午前中に四国を一気に横断した。ガソリンはあとワンメータ。

透き通った5月海に足をつける。
出発して半日で達成感を感じる。夏のような青空だった。

下灘駅はインスタスポットとしてものすごい人だかりに。4−5年前は鉄オタの方ばかりだったのに、今では若い女の子ばかりでビックリ。SNSの影響はすごい宣伝力だと実感した。

ホームでの写真は順番待ちするルールが勝手に生まれて、皆の視線からプレッシャーを感じる…笑
この様なルールが自然に出来るほどみんな写真を撮りに来てる場所となった。

花との写真は一瞬の空きを見てササッとシャッターを切った。


この後は八幡浜港へ向かう。ここからは愛媛県八幡浜と大分県別府市を繋ぐフェリーが出港されている。

僕の車で無給油で大阪から別府へ向かうにはこの方法しか無かった。
車を乗せて別府市へ行くのもいいけど帰り道が1.5倍になるので、車は四国に残して温泉へ入りに行く。

まり子はこのようなフェリーに乗るのは初めて。
楽しんでもらえてよかった。
客室があってゴロ寝。鯛めしはターミナルで売ってた。鯛が有名?そんなことも調べずに来たもんだから名物ぽい物はとにかく食べる。

フェリーに乗って3時間半。
前日夜に大阪から出港した「フェリーさんふらわあ」にやっと追いついた。
いつかこのフェリーに原付を載せて九州ツーリングをしたい。

フェリーと陸地のクッションが巨大で周りに張り付いたタイヤがイカス。

乗船して下船して、すこし日が傾いた。

日本一周以来の久しぶりの別府に降り立った。
バスもあるけどみたい川があるので歩いて向かう。

公民館と温泉はセット。さすが温泉県。

別府に流れる境川には鯉が空に流れる。
毎年恒例行事の鯉のぼり。
ここの鯉のぼりは素朴で控えめで。人も少ない。地元民に季節を伝えるだけのような主張が良い。これが見たかった。

まり子、鯉のぼりのポーズ。

まり子、富士山に腰掛ける。

なぜかは知らないけれど別府は猫が多い。
温泉が地面を温めるから?
どの猫も心地よさそうに寝てる。

移動中に盆栽になっていた猫を見つけ、まり子の興味はすべて奪われた。

30分以上はこの猫と遊んだ。

別府はそこら中に温泉が湧き出ている。
側溝にも湯気が立つ箇所もある。
手湯が新鮮。実は意外と足湯が見つからない。

別府駅にも温泉が湧き出る。

貴重な存在になった大人の映画館が残る街。
町並みは昔からほとんど変わらない。観光地なのであまり危なくは無いと思うけど、ちょっと危なそうな薄暗い路地裏もある。

ついでに知り合いのゲストハウスへ顔を出したら話し込んでしまい夜になっていた。
かなり前に改装を手伝ったのだが見違える程キレイになっていて嬉しかった。

遠目に見えるのは別府タワー。

別府タワーや東京タワーや名古屋テレビ塔やさっぽろテレビ塔…
その他多数のタワーの設計者は内藤多仲という方。
博多ポートタワーだけはまだ見たことが無いから見に行きたい。

そしてついにメインイベントの温泉へ。
ここは竹瓦温泉
別府温泉を象徴する歴史的な温泉。温泉にはシャワーなど無い。桶で湯をすくい頭からワイルドに被る。それが昔ながらの温泉スタイル。あぐらをかいてシャンプーが出来ればほぼ地元民だ。
周りは風俗街なので全身入れ墨で入っている人もいるからびっくりしないように。
砂風呂も楽しめるが要予約。

竹瓦温泉にも猫。奥の「キャッツアイ」の看板がニクいね。

竹瓦温泉周辺は客引きのお兄さんも沢山。
観光客にも慣れていて意外と色々教えてくれる。猫もお兄さんに懐いてくつろいでる。

温泉の後は歩いてフェリーのりばへ向かう。別府タワーがみたいにという僕のわがまま。
別府〜愛媛をつなぐフェリーは12時頃に出発して朝5時まで寝られます。これを利用する予定。

当たり前だけど全行程宿無し。朝別府へ行くって決めたし。別府の後も直感。まり子はカツオが食べたいらしいぜお。

この写真お気に入り。FE 35mm F1.4 ZAはふとしたときハッとする写真が出てくる。

フェリーに乗ってみたら、GW中はフェリー内で朝5時まで休憩はできないとアナウンスがあり、結局四国に残してあった車で寝ることにしました。

いつも行きあたりばったりなので車内には常に寝袋とマットがあります。僕たちは低身長の特権を活かしてシートを倒して寝るだけ。

僕の思いつきで行く先を決める…こんな旅について来てくれるまり子が居てくれて嬉しい。

天気と気分で行く先を決める旅。明日はどこへ行こうか。

追記2019/06/06
2日目の記事を公開しました。


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