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島根と鳥取へ思いつき旅 1日目

久しぶりにまり子と旅をしてきました。

noteを長らく放置していましたが、夏は毎週末、山と川と海へ遊びに出かけてずっとアウトドアしてます。
来週は離島へ釣りとカヤック。

仕事も遊びも忙しすぎてほとんど家には居ない状態で、おかげでこんがり真っ黒。

ちなみに前回の旅は別府と四国へ行きました。
これも弾丸だったけど楽しかった。僕のお気に入りの写真も沢山増えました。写真を読むべし。



島根と鳥取へ

突然、まり子が三連休取れたので南アルプスをキャンセルして旅へ行ってきました。

今回もまり子の要望は「温泉」
日本はどこへ行っても温泉があって楽しい。こんなに沢山の種類の温泉がポコポコ湧いてるの日本ぐらい?

ちなみに温泉といえば"ココ"という場所が僕の中にあります。日本一周中に出会った最高の温泉です。


衝撃的な温泉、温泉街の雰囲気、石見神楽という伝統芸能を見に向かいます。

それ以外はノープランです。
思いつくまま、天気のまま、車を走らせる。

出発は当然の如く早い。
夏なのにまだ暗い。未明4時。

車を飛ばして中国自動車道を走り抜ける。
今回の旅は、出発前から目的の温泉がある。だからなんとなく余裕を感じる。

SAで朝食のうどんを食べて休憩。
うどんにがっつくまり子。

朝からコロッケも食べた。
温泉まで時間があるので蒜山高原SAにあったマップを見て行き先を決める。

鳥取の名山大山へ

どうやら大山の麓が朝早くから観光できるらしい。

大山とは
米子は大山という大きな山があり、大山は中国地方最大の山で見た目は富士山のように力強く、荒々しく山が崩壊している。

日本の歴史上このような火山は霊山として崇められており、この大山には麓に「大山寺」という神社がある。
古き良き街並みが残り、スキーや登山のフィールドとしても有名となっている。

朝早く7時(シーズン限定)からモンベルもオープンしているし、食事もできるので行ってみた。

今年オープンした「モンベル 大山参道市場」でGビールを買い込んだ。ここはモンベルが運営している食事とお土産が買える施設となっている。
実はGビールを目当てにクーラーボックスまで持ってきている。

まり子がサンダルがほしいと言うのでモンベルでサンダルを買った。結構気に入って履いてくれてた。

空いていないお店で見かけた猫。

まり子も猫も動かない。
この場合、まり子は猫と遊んで動けなくなる。

猫とまり子を引き剥がして大山寺へお参りをしにいく。

ちなみに大山寺の参道の石畳は日本で一番長く続く、長ーい石畳らしい。

石畳を10分以上かけて歩いて大山寺へ向かう。
人間の手で削り出した石畳はゴツゴツしていて歩き慣れなれず足をとられる。この石畳に大山の歴史を感じる。
何箇所か刻印がされた石があるので探してみると面白いかも。

朝早いため陽の光が斜めに差し込む。

この写真お気に入り。
角度良し、階段と並行に差し込む光よし、白色の服が良く映える。

お参りをすませて下山。

お土産屋で買った大山牛乳と飲むヨーグルトが美味しい。

植田正治写真美術館

このあとは植田正治写真美術館へ向かいました。

前からある事は知っていました。でも通り過ぎるばかりで一度も行けず…職場の人がオススメしていたし…
時間があるので行ってみました。

はずかしながら植田正治については良く知りませんでした。写真はもちろんのこと、この建造物も想像以上に楽しめました。

戦時中の家族写真、スナップ写真、演出写真。
そして、砂丘シリーズ。
全て良かった。演出の実験にも意欲的で、モダンな白黒のファッション写真も良かった。
写真が好きなら鳥取に来たら行く価値は十分にあります。

建物内の作品は撮影禁止ですが、このハットのステッカーが貼ってあるガラスは植田風な写真が撮れる撮影スポットとなっていました。
大山が見渡せ、水面に逆大山が映って美しかったです。

建物も現代的でカクカクしていて、陰影が面白い。
太陽が良い仕事してる。

そして、もう一つ。
この建物には世界最大のカメラレンズを搭載したカメラがあります。

これ。建物の黒い点がレンズ。
この建物丸ごとがカメラとなっています。(正確にはカメラオブスキュラ)
現役のカメラでは世界最大なんじゃ?

この建物は映像展示室となっており、映像の途中と最後にカメラから投影された巨大な大山を見ることができます。
ぜひ実際に見に行ってほしい。

そして、つぶやいてみたら想像以上に反響もあって、結構みんな気になっている場所なんだなと感じました。

帰り際に植田正治写真集を買ってしまいました。
完全にファンとなりました。

小休憩で島根県立美術館

この後、ご飯を食べて、次の街へ。

なんだかんだ2時間ほど美術館に居た気がします。鳥取島根観光は明日。

通りすがりに、宍道湖の横に建つ島根県立美術館の公園へ。
ここには日本神話で有名な因幡の白ウサギがいます。

ウサギの動きを真似するまり子。
直立不動。走って気をつけ。軍隊。

夕焼けで有名な宍道湖に浮かぶ島。
悲しい伝説が残る島でもあります。

この日は風が強く、宍道湖は大荒れでした。
歩道もこの通り。

石見銀山

ここで仮眠をして、石見銀山へ向かいます。

石見銀山は世界遺産の一つでもあるため、観光地としても有名な場所です。
街はお土産屋さんなどがあり、おしゃれなお店もちらほらと見えます。到着が遅かったこともあり、レンタルサイクルで石見銀山の鉱山跡まで急いで向かいました。

途中の野良猫スラロームを華麗にかわす。

お店は後回し!時間が無い!とにかく山を駆け上がります。
レンタサイクルには電動と人力の二種類があったのですが、僕はトレーニングの為にも人力ママチャリを選びました。

まり子の追い上げが凄い。僕はイカダなのに、まり子は黒船。
座って坂道を猛スピードで登っていく。まり子襲来。

鉱山へ入るためには入り口で入場料を払い、岩に掘られた道を歩きます。
中は天然のクーラーで少し寒いくらい。

鉱山の中は色んな道が枝分かれしており、発掘痕を観察することができます。まっすぐ進んで鉱山を探索しました。

外の明かりだー!
この付近にはタタラ場もあるのですが、夏場は草と蚊がすごいのでスルーしました。

この後、街を探索しました。

行きたかった「カリアーリ」というコーヒー屋は移転しており、移転先に行ってみたものの、いつもより早く閉店していて行けなかった…またいつか

次は今回の目的地の温泉のある街へ

世界遺産の温泉へ

実はこの温泉街も世界遺産の一つ。
石見銀山の世界遺産に登録されている範囲は、掘削~運搬~出荷まで。
この温泉津温泉は海の面していて銀を出荷していた港も残っています。


島根で唯一、全国に僅か12箇所しかない
最高評価の「オール5」で認定された
薬効豊な天然温泉は、万病に効くと評判。
(温泉津観光案内より引用)
https://www2.crosstalk.or.jp/yunotsu/yunotsuonsen.html

温泉の効果もすごい。ほんと?プラシーボ効果?それでも健康になるなら十分効果あり。
温泉が激熱というのも関係してそう。
それに浴槽のビジュアルがすごい。マグマが吹き出してるんじゃないかというほど浴槽に付着した湯の花のインパクトに衝撃を受けるはず。

(温泉津温泉 薬師湯HPより引用)
https://www.yunotsu.com/

日本一周中、起伏の激しい日本海側の地形にやられた疲れを癒やした温泉。

街並みも美しい。

注意していただきたいのが、晩ご飯を食べる場所がほとんどありません。
僕たちも途方に暮れて、街の売店でカップ麺を頂きました。カップ麺でも美味しい。
明日はちょっと贅沢しよう。

温泉は薬師湯へ行きました。

ここは貸切風呂もあり、2人で入ることも可能です。
ただ、インパクト大なのは通常の浴槽。
貸切風呂は予約が必要なので注意。

温泉に入っていたら夜になっていました。
街並みの写真を撮るのは明日の朝にしました。

帰り道のライトアップ
看板も説明も無いからよくわからなかったけど、岩に階段が彫られていました。

伝統芸能の石見神楽

そして、今回僕が1番楽しみにしていた、石見神楽です。
温泉津温泉では毎週土曜 夜8時に石見神楽を神社で講演しています。観光客も多く大賑わいです。会場は狭いので早めに行く事をオススメします。

この石見神楽については、軽快だけど力強く、大人も子供も楽しめる伝統芸能です。

演目は定番の「恵比寿」と「ヤマタノオロチ」をしていました。

どれも伝説や神話をもとに話が構成されています。
お菓子が巻かれたり、大迫力な大蛇が観客に迫ってきたり神話などを知らなくても楽しく見ることができます。

前回来た時は2014年。前回演じていた方もチラホラ見えました。
恵比寿は将来有望な小さな役者が演じていて可愛かったです。

温泉津温泉じゃなくても大阪や東京でも観られるのでぜひ調べて観に行ってほしいです。

石見神楽を見て、これで今日の旅は終わりです。

今晩はゲストハウスへ泊まって朝風呂でも行こう。

次回は2日目。島根観光へ行ってきます。


読んでいただけるだけでも大変嬉しいです。もしご支援を頂いた場合は新たなチャレンジへ使わせて頂きます。