イイダコの生態と食べ方【伊豆高原ダイビングスクール】

イイダコの生態と食べ方


イイダコの生態

イイダコは、マダコ科 マダコ属に分類されるタコの1種です。
東アジアの浅海に生息する小型のタコであり、沿岸域では古代から食用として漁獲されています。日本では、北海道から九州までの沿岸域に生息しています。また、朝鮮半島や中国の沿岸域にも生息しています。
早春に卵を抱えており、その卵が火を通すと米粒状になるため、「飯(イイ)ダコ」と呼ばれています。

イイダコは、水深10m以内の砂底や砂泥底を好んで生息しています。そのため、時期を選べば陸からでも釣りを楽しむことができます。
日中は貝殻や石の間、藻場などに潜んでおり、夜になるとエサを求めて活動を始めます。
イイダコは、甲殻類や多毛類、貝類などを捕食します。

体長は最大で30cmほどで、体色は茶褐色です。
体表は低い疣(いぼ)状突起が多いです。
体色は周囲の環境により変化しますが、腕の間の襞(ひだ)に金色の環状紋が2つあることと、両眼の間に長方形の模様があることで他種と区別できます。
また、興奮すると胴(俗に「タコの頭」と呼ばれる部位)や腕に黒い縦帯模様が現れます。

イイダコ繁殖

メスの方がオスよりも大きくなります。イイダコは、冬から春にかけて産卵し、卵はオスが守ります。寿命は約1年で、生殖後にオスもメスも死んでいきます。イイダコのオスには、メスよりも長い腕があり、頭には卵を抱える袋があります。

イイダコは、1年で1回繁殖する。イイダコは、岩礁や砂泥地に産卵します。
産卵期は3~4月で、1回に数万個の卵を産みます。 卵はイイダコの体内に包まれているため、イイダコは卵を守りながら成長します。
卵は約1ヶ月で孵化します。孵化したイイダコは、幼生期を経て、成体になります。

イイダコは、主に底引き網や蛸壺などで漁獲されます。
漁獲されたイイダコは、生で食べたり、煮たり、焼いたり、揚げたり、様々な調理法で食べられます。
イイダコは、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているため、健康に良い食材として知られています。

イイダコは、日本では古くから食用として親しまれてきました。
江戸時代の料理書には、イイダコを使った様々な料理のレシピが記載されています。
イイダコは、現在でも日本各地で食用として食べられています。

イイダコを使った料理

イイダコは、日本各地で食べられていますが、特に愛媛県、岡山県、愛知県でよく食べられています。

  • 愛媛県では、イイダコを炊き込みご飯にした「たこ飯」が有名です。

  • 岡山県では、イイダコを煮付けにした「イイダコの煮付け」が有名です。

  • 愛知県では、イイダコを天ぷらにした「イイダコの天ぷら」が有名です。

イイダコは、低カロリーで高タンパクな食材です。また、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。そのため、健康にも良い食材です。

イイダコのたこ飯は、愛媛県の郷土料理です。イイダコを炊き込みご飯にした料理で、イイダコの甘みと旨味がご飯によく合います。

材料(2人分)

  • 米:2合

  • イイダコ:1杯

  • 酒:大さじ1

  • みりん:大さじ1

  • 醤油:大さじ1

  • 砂糖:小さじ1

  • 油:大さじ1

  • ネギ:1/2本

作り方

  1. イイダコは内臓を取り除き、皮をむいて食べやすい大きさに切る。

  2. ご飯は研いで30分ほど浸水させる。

  3. フライパンに油を熱し、イイダコを炒める。

  4. 酒、みりん、醤油、砂糖を加えて煮詰める。

  5. 炊飯器にご飯、イイダコの煮汁、ネギを入れて炊く。

  6. 炊き上がったら、茶碗に盛り付けて完成。

コツ・ポイント

  • イイダコは、大きすぎる場合は食べやすい大きさに切る。

  • イイダコの煮汁は、多めに煮詰めるとご飯に味がよく染み込む。

  • ネギは、お好みで多めに入れる。

アレンジ

  • イイダコの代わりに、マダコやタコを使っても美味しいです。

  • イイダコの煮汁の代わりに、だし汁やコンソメを使っても美味しいです。

  • ネギの代わりに、青ネギや万能ネギを使っても美味しいです。

お好みで

  • 好みで、卵や海苔をトッピングしても美味しいです。

  • 好みで、ごま油や醤油をかけて食べるのも美味しいです。


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