1日外出録ハンチョウ

「1日外出録ハンチョウ」の最新エピソードを読む。
この作品「カイジ」シリーズのスピンオフとして登場し、地下労働施設の班長大槻の飯テロ漫画として、出発して、知らない間に、大槻を初めとする労働者や黒服達の日常を書いた漫画へと進化した作品である。
最新エピソードの話であるが(ネタバレは極力避けます)、D班の班長の瀬戸内の書いた漫画が地下労働施設で人気で、そこで、地下労働施設屈指の漫画の知識を持つ大槻がアドバイスを行い、そして、瀬戸内の漫画の技術力の向上、まさかの展開になるのですが、まさか1回のエピソードで、恐るべきインフレ率の向上になるのですが、「漫画」をテーマにすると、こう言う展開になりますね(後編に続く)。
そして、大槻の漫画と漫画家論には、頷ける事がしかり、漫画家にとって、読者の存在が重要だなと思いました。
そして、最後の展開は、なるほど、ここで「外出」を使うのかと思いました。確かに、漫画家だと、これは必要だなあと。
次回の後編で、大槻と瀬戸内が、どういう運命が待ち受けるか、そして、瀬戸内の漫画は、地上の世界の人間に受けるか。かなり、引っ張りながらも、後編がどうなるのか待っております。