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「承認欲求を満たしたい」に素直になる

ものすごい久しぶりに自分の動画をアップした。今Twitterで話題の「Hotto Dogu song」である。元ネタは1年以上前に作られたようだが、この曲を聞いた時に、「ちょっとおもしろそうだから自分でもやってみよ!」と思った。初めて曲を聞いてから4時間後には、動画をアップすることができた。

Twitterに載せた動画は、初動こそ遅かったものの、現時点でアップロードから48時間ほど、再生数は7000回以上である。Twitterのアナリティクスを見てみると、このツイートのインプレッションは既に30000を超えている。

バズのようなものは、2016年のアメブロで、アイドルとバンドマンの比較記事・そしてクラシック奏者とバンドマンの比較記事以来である。正直、今回の動画制作・そして少しのバズが、僕の承認欲求をえらく満たしてくれているのだ。

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今回の動画、もちろん僕のオリジナル曲ではない。そして、動画もMVという割にはそこまでこだわったものでもない。音だって自分で簡単にできる打ち込み技術しか使っていないし、そもそも4時間しか使っていないのだ。

ただ、自分の作った、自分のための動画が、これだけ多くの人に見てもらえているという事実が、普通に嬉しいのだ。別に、演奏で有名になりたいとも思っていないつもりなのだが、自分のやったことが多くの人に見られたということで、今までの仕事以上に達成感を得ることになった。

よく考えてみれば、最近の僕は「承認欲求」を満たしていなかった気がする。もちろん仕事はしていたので、自分で作った映像に対してお金を払ってくれる人もいたし、それで感謝されることも多い。それでも、「自分が自分のためにやったことで評価される」というのは、他人のために頑張るのとは全然違う。

他人の曲であろうと、演奏がうまくなかろうと、何千人もの人に見られたことが、僕の承認欲求を久しぶりに満たしてくれた。

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もしかしたら、「承認欲求を満たしたい」という欲求に、人はもっと素直になった方がいいのかもしれない。普段の生活の中では、なかなか感じることができないし、「別に自分なんて…」という気持ちが生じがちではある。でも、そう思っていた僕でも、これだけの人に自分のやったことが見てもらえたことが嬉しく、舞い上がることができている。素直に嬉しい。

「承認欲求を満たしたい」「自分のことを知ってほしい」という欲求は、ちょっと自分勝手で、他人のことを考えていない自己中心的なものかもしれない。でも、たまには、そんな「承認欲求を満たしたい」という欲求を叶えてもいいと思った。だって、楽しいんだもの。

もちろん、今回のことが、プロの演奏家になるための一歩だとかは思っていない。僕は既に他の仕事をしているし、そんな道に進むつもりは今のところはない。それでも、承認欲求は満たしたいし、満たされて気持ちがいいものだ。これからも、もしかしたら似たような動画をアップロードすることがあるかもしれない。

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ちなみに、最初に承認欲求を満たしたのはおそらく2014年のボカロをアップした時だったんじゃないかと思う。自分の音楽を投稿したのは4年ぶりだったのかも。


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